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Windows11、AIアシスタント「Copilot」にプラグインやスキルなど大幅機能追加

2024年03月01日 19時35分更新

文● 田口和裕

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 マイクロソフトは2月29日(現地時間)、Windows11のAIアシスタント「Copilot(現在はプレビュー版)」に新しいプラグインやスキルなどの新機能を追加することを発表。あわせてWindows 11の新機能もいくつか紹介されている。

プラグインを大幅追加

 Copilotのためにサードパーティーが提供する機能を追加する「プラグイン」に、レストラン予約の「OpenTable」やフードデリバリーサービス「Instacart」をはじめ、「Shopify」「Klarna」「Kayak」などが新たに追加される。

 日本ではすでに実装されており、「OpenTable」や「Kayak」などの動作も確認できた。

 このプラグイン機能、実はChatGPTの有料プランChatGPT Plusにも同様の機能が実装されていたが、この2月に提供終了が発表されている。サードパーティーとの協業も得意なマイクロソフト側で仕切り直しという感じだろうか。

CopilotからWindows11の設定を変更する

 「スキル」と呼ばれるCopilotによるWindowoの設定変更機能も3月下旬から利用できるようになる。

 例えば「バッテリーセーバーを有効にする」とCopilotに入力するだけで、適切なアクションを実行する機能だ。以下の項目が用意されている。

・設定

 「バッテリーセーバーのオン/オフ」「デバイス情報の表示」「システム情報の表示」「バッテリー情報の表示」「ストレージページを開く」

・アクセシビリティー

「ライブキャプション(字幕)を起動する」「ナレーターを起動する」「画面拡大鏡を起動する」「音声アクセスページを開く」「テキストサイズのページを開く」「コントラストテーマのページを開く」「音声入力を起動する」

・端末情報

「利用可能なWi-Fiネットワークの表示」「IPアドレスの表示」「使用可能なストレージ容量の表示」「ごみ箱を空にする」などのスキルが用意されるという。

デフォルトアプリにも生成AIツール

 Copilot以外でも、「写真」アプリで特定のオブジェクトを削除できる「Generative Erase(生成消去)」機能や、動画編集アプリ「Clipchamp」の「無音部分除去」機能などが新たに実装を予定されている。

 さらに、音声によるショートカット機能の改善、AndroidスマートフォンをWebカメラとして使用できる機能、ウィンドウスナップ機能の改善、Windows Inkの対応アプリの拡大などのアップデートも実施される。

 以上の機能のほとんどは、2024年3月の任意の非セキュリティプレビューリリースで、Windows 11のすべてのエディション、バージョン23H2および22H2でデフォルトで有効になる見込みだ。

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