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kintoneパートナーセレクション 第11回

kintoneで営業システムを刷新 アサヒ飲料をコムチュアがサポート

2024年03月22日 09時00分更新

文● コムチュア 編集●ASCII

提供: コムチュア

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 アサヒ飲料は複数あった営業支援システムをkintoneベースのシステムに統合。コムチュアの構築により、kintoneとOutlookのスケジュールを同期、営業日誌、活動実績、案件管理などのアプリの連動などを実現し、営業活動を効率化。テレワークの促進や情報の見える化が進み、社内の意識改革にもつながったという。

アサヒ飲料 営業戦略部営業システム改革プロジェクト プロジェクトリーダー 津倉氏、担当 黒木氏、アサヒグループジャパン DX統括部 担当 沼田氏

既存の営業支援システムに複数の課題があり、システムの刷新が急務だった

 アサヒ飲料はアサヒグループにおいて清涼飲料水の製造、販売などを担っている。「三ツ矢サイダー」「カルピス」「十六茶」「WONDA」などの主力のロングセラーブランドを取り揃えている。

 従来、アサヒ飲料では営業部門で利用する社内システムが複数あった。それぞれ入力・管理画面に統一性がなく、処理の際もレスポンスが悪いため、業務工数を奪っていた。また、自社で構築していたため、技術の進歩やアップデートの恩恵を受けられず、陳腐化していた。PC操作に特化したシステムだったため、外出先でスマートフォンやタブレットでの利用がしづらいという課題もあった。

 営業支援システム刷新プロジェクトの主担当である黒木氏は、「お得意様への営業活動やその準備に時間をかけられる体制作りのため、システムの入れ替えは急務でした。それだけでなく、組織全体としての営業提案力の向上のために、迅速な社内情報共有や円滑なコミュニケーションも、新システムに求められる要件でした」と当時を振り返る。また、kintoneについては、「他の製品・ベンダーさんにもお声がけして幅広く営業支援製品を検討しており、サイボウズ様からの推薦でコムチュア様からご提案いただきました」と語る。

 これまでは自社の業務に合わせたシステムを利用していたため、業務を製品(kintone)に合わせるべく大幅な業務プロセスの変更もあるかと不安だったが、業務プロセスを変えることのないシステム構成を提案してもらったという。黒木氏は、「利用する社員も新システムを受け入れ、すぐに業務ができるだろうとイメージができました。また、将来にわたり業務プロセスの段階的な変更の可能性はありますが、システム自体の拡張性に加え、コムチュア様のサポート体制も合わせてご提案いただいたことも決め手の1つです」と語る。

ナレッジ共有やコミュニケーション機能の強化による今後の相乗効果に期待

 こうしてできたkintoneでの営業支援システムは、入り口を統一することでユーザビリティが向上した。kintoneで登録した予定とOutlookのスケジュールも相互連携できるようになり、二重登録の手間も削減されたという。さらに営業日誌や活動実績管理アプリと案件管理アプリなどを連動し、入力の効率化を実現した。

 活動実績の状況や外部システムから連携した売上進捗状況は、ダッシュボードで可視化できるようになった。ナレッジ情報を蓄積し、成功事例やアイデアを全社員に共有することで、営業活動の高質化を実現。モバイル対応することで外出先などテレワーク環境での利便性も向上したという。

営業活動の効率化と可視化を実現したアサヒ飲料のkintoneシステム

 導入効果としては、テレワークの促進が挙げられる。在宅勤務やお得意様への直行など事務所に立ち寄らないで業務をすることが増えたが、今までは各々が情報収集や情報の偏りに対して不安があったという。これに対して、kintoneではレコードを第三者に簡単に共有することが可能となり、システム上で会話もできるため、情報収集や社員同士の繋がりの面でも効果が期待できる。

 また、情報の可視化も促進された。売上状況や活動状況などが一目で分かるようになり、次のアクションが取りやすくなった。また、担当者からの発信があると即座に関係者に通知が入ることで、 受け手は確実に気付き素早くリアクションできるようになった。

 さらに社員の意識改革にもつながった。導入後数か月しか経っていないものの、社員からは「より便利な使い方を知りたい」「このような業務にも活用できるのでは?」などkintoneのポテンシャルに期待を寄せる発言が多く挙がっており、業務改善に対する意識改革につながったという。

コムチュアとともに安定運用・ベストシステムを目指したい

 kintoneの導入を行なったコムチュアについては、「要件定義の段階では、弊社の業務整理に時間を要してしまいましたが、臨機応変に進行を変えてくださいました。遅延がないよう細かく期日や目標を設定しサポートいただきました」とコメント。プロジェクトの進め方についても、「弊社の考える各機能の活用シーンや業務プロセスについて、コムチュア様に十分にご理解いただいたことがポイントだったように感じます。弊社では気付けなかった要件を明らかにしてくださったほか、複雑な要件に対しても複数の実現方法をご提案いただいたため、弊社も納得しながら進められました」と高く評価した。

 苦労したのはシステム連携。「自社のいくつかのシステムとの連携も要件に挙げておりましたが、開発の段階でデータ件数や構成の影響により、連携の難易度が高いことが分かりました。でも、コムチュア様からはその都度複数の解決策や忌憚のないご意見もいただきつつ、弊社メンバーと討議を重ねて最適解を導き出してくださいました。さらには、安定的な運営ができるようにトライ&エラーを繰り返して開発いただきました」と黒木氏は語る。社内リリース後にも想定外のエラーが出てしまったが、コムチュアが解消に向けて尽力したことで、システム利用実態や活用シーンを踏まえて、当初よりも良いものに改修されたという。

 今後の展望については、「kintoneはアプリが多岐に渡り導入企業も多いことから、様々な知見やユーザー意見が蓄積されています。弊社で顕在化していないニーズに対しても先んじてシステムアップデートが入り対応できることや、新しい潮流にマッチしたアプリを提供いただくことに期待しています」と黒木氏。

 さらに「無事にkintoneを導入でき、今後は安定運用を目指すフェーズに入りますが、社内でも期待値が高いため開発・改修が続く可能性が大いにあります。できあがった環境に手を加えることには不安もありますが、ベストなシステムを目指して引き続きコムチュア様と一緒に挑戦していきたいです」と抱負を語った。

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