新進気鋭の10社がピッチを披露! 世界最大規模のスタートアップ・コンテストXTCの日本大会が開催!
「XTC JAPAN 2024」レポート
提供: XTC JAPAN
カメラ映像をAIが分析することで低コストの無人店舗を実現、Cloudpick Japan株式会社
Cloudpick Japan株式会社の秦昊氏は、小売業の「買い物体験の向上」と「働き手不足の解消」の実現を掲げながら、ウォークスルー無人店舗のコンセプトや将来構想についてプレゼンした。すでに19カ国で900店舗以上に導入し、世界トップの実績を持っている。
QRコードや顔で認証して入店したら、消費者は自由に商品を手に取り、カバンに入れることができる。Cloudpickではカメラの映像をAIで解析し、在庫を認識するという。
そのおかげで、消費者はレジ待ちのストレスなく買い物を楽しめるようになる。また、店舗側としては売上の向上と運営コストの削減を実現できる。万引きも防止され、コストを増やさずに24時間営業が可能になるというメリットもある。100%AIで監視するうえ、精度は99.7%と高く、レシート配信速度も10数秒と早い。人間の監視を必要としていないので、コストも低く抑えられる。
同社のシステムを導入した日本の店舗で、コンビニの1/3のサイズながら、コンビニの1日平均利用人数を超える実績を出しているという。また、過疎地での買物難民問題解決に向けたチャレンジや、石川県白山市での空き家を活用した24時間無人販売など、社会的な問題解決にも取り組んでいる。
「まずは新規出店を狙い、その後既存の店舗のリプレース、そして最後はオフラインの店舗のDX、高度なデジタル運営を可能とするリテールのオペレーティングシステムを構築していきたいと思っています」(泰昊氏)