カンファレンスに適した多言語通訳サービス「Live Translation」
フリットジャパンは2月6日、カンファレンス向けリアルタイム多言語通訳サービス「Live Translation(ライブ翻訳)」を公式リリースした。
カンファレンスや展示会、博覧会など各種多様なイベントで、異なる言語を使用する発表者と参加者が、母国語で簡単かつ正確にコミュニケーションができるリアルタイム多言語通訳サービス。ディープラーニング技術を基に高度化された音声認識およびAI翻訳により、発表者が発話する文章をテキストに変換し、高品質の翻訳を参加者にリアルタイムで提供することが可能。参加者は、モバイル機器を介してQRコードをスキャンした後、希望の言語を選択すると、発表者がリアルタイムで発話する内容が、参加者の望む言語に翻訳され、デバイス上で見ることができる。
STT(Speech-to-Text:音声テキスト変換)エンジンと独自のAI翻訳エンジンを高品質の多言語並列マッチデータおよび音声データ学習を経て開発した独自エンジン「CTエンジン」を用い、発話文のテキスト化およびAI翻訳の精度を高めているという。とくに文化の違いから来る固有名詞、表現方式などが含まれた用語集(TM:Translation Memory)を事前に学習し、分野別にカスタマイズされた翻訳結果を提供可能。また、サービス利用が多くなるほどデータが蓄積されるように運営しており、当該データ学習によるエンジンの精度と成熟度を高められる点で他のサービスとの差別化を図るとしている。
現在、韓国語、英語、中国語(簡体字)、タイ語、ベトナム語、マレーシア語、インドネシア語、アラビア語、ロシア語、スペイン語、フランス語など合計11ヵ国語をサポート。一対多の会議モードと多対多形式の会議モードなどを選択でき、使用する場所の特性に合わせて提供が可能。