自動運転EV開発のチューリング、半導体チップ・車載LLMアクセラレーター開発チームを発足
Turing
完全自動運転車両の開発・販売に取り組むTuring株式会社(千葉県柏市、代表取締役:山本 一成、以下「チューリング」)は、自社製のLLM推論アクセラレーターの開発を行うことを決定し、今後5年間の開発ロードマップを定めました。現行の自動運転向けSoCが持つ推論能力の500倍の処理能力を目指します。2030年の完全自動運転EV車両の量産・販売に向けて、更なる組織拡大・人材採用を行います。
チューリングは完全自動運転の実現に必要なAI・ソフトウェア・計算基盤の研究・開発に取り組んでいます。ソフトウェアとハードウェアが相互に連携する次世代の自動車を開発・製造することにより、令和の自動車メーカーになることを目指しています。
自社製の半導体チップ・車載LLMアクセラレーター開発の背景
チューリングは2021年8月に研究室の一角で研究開発を開始し、創業以来エンジニアが主役の会社として成長を遂げてまいりました。2023年3月には世界初(※)の生成AIを用いたカーデザイン、2023年6月には世界初(※)のLLMを用いた自動運転を発表しています。
2030年の完全自動運転EV車両の販売を実現し、技術で世界を前進させるために、チューリングは自社製の半導体チップ・車載LLM推論アクセラレーターの開発を開始いたします。
(※)2023年11月時点自社調べ
チューリングの開発体制と車載LLMアクセラレーターへの投資について
チューリングでは、完全自動運転の実現に必要なAI・ソフトウェアの研究と並行して、ハードウェアの制御や製造工程についても各種技術の開発に取り組んでいます。2030年に販売を行う完全自動運転車を実現するマルチモーダルAIモデル・AI基盤モデルを車両内で動かすためには、専用チップが必要不可欠であることから、今回半導体チップの開発を決定いたしました。
これに伴い、最先端の車載LLM推論アクセラレーターを作りたい半導体設計エンジニア、完全自動運転を実現したい半導体エンジニア、AI・自動運転・半導体の全領域で世界No.1を目指したいエンジニアを広く募集します。
今後のマイルストーンについて
2025年:自社開発車100台の販売
2027年:完全自動運転EVの量産スタート
2030年:完全自動運転EV10,000台の生産
チューリングについて
チューリングは、「We Overtake Tesla」をミッションにかかげ、完全自動運転EVの量産を目指すスタートアップです。世界で初めて名人を倒した将棋AI「Ponanza」の開発者である山本一成と、カーネギーメロン大学で自動運転を研究し、Ph.D.を取得した⻘木俊介によって2021年に共同創業され、AI深層学習技術を用いた限定領域に留まらない「完全自動運転」の実現を目指しています。
社名:Turing株式会社(読み:チューリング、英語表記:Turing Inc.)
代表者:代表取締役 山本一成
設立:2021年8月
資本金:3,000万円(2022年9月末現在)
事業:完全自動運転EVの開発・製造
開発拠点:東京都品川区大崎1丁目11−1 ゲートシティ大崎(JR大崎駅直結 徒歩1分)
URL:https://www.turing-motors.com
採用情報
完全自動運転システム・EV車両を一緒につくる仲間を積極的に募集しています。
採用ページ:https://www.turing-motors.com/jobs
報道機関からのお問い合わせ先
広報担当(田中・山崎):pr@turing-motors.com