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”ポストISS”を見据えた宇宙環境利用・回収プラットフォームを開発するElevationSpace、NEDO「ディープテック・スタートアップ支援事業」に採択

PR TIMES

株式会社ElevationSpace
需要が増大する宇宙実証機会を高頻度に提供し、宇宙市場への民間事業者参入を促進することで、日本の宇宙産業競争力強化への貢献めざす



宇宙で実証・実験を行ったあと、地球に帰還可能な人工衛星を開発する株式会社ElevationSpace(代表取締役CEO:小林稜平、読み:エレベーションスペース、以下「ElevationSpace」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (以下「NEDO」)が実施する「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業(以下「ディープテック・スタートアップ支援事業」)」の、2023年度第2回目の公募において、STSフェーズに採択されたことをお知らせします。本事業を通じて、国際宇宙ステーション(以下「ISS」)運用終了後も持続的に利用可能な宇宙実証・実験の”場”を提供するとともに、宇宙での実証・実験成果物を地上に”回収”できるという付加価値を持つ、宇宙環境利用・回収プラットフォーム「ELS-R(イーエルエス・アール)」の開発を加速してまいります。また、無人小型の人工衛星で実証・実験を行う「ELS-R」に加え、有人大型の地球低軌道拠点と連携する「ELS-RS(イーエルエス・アールエス)」の開発につなげていくことで、宇宙環境を利用した実証・実験の場をあらゆる方法で実現・提供し、宇宙市場への民間事業者等の参入を促進、ひいては日本の宇宙産業競争力強化に貢献してまいります。


NEDO 「ディープテック・スタートアップ支援事業」とは

2022年に政府が決定した「スタートアップ育成5カ年計画」に記載の大きな目標の実現に向けて、ディープテック分野のスタートアップに対する投資等を促進しつつ、グローバル市場も視野に入れた事業成長や、革新的な技術の確立・事業化・社会実装などを加速させることを目的としたNEDOによる支援事業です。本支援事業では、技術の確立や事業化・社会実装までに長期の研究開発と大規模な資金を要し、国や世界全体で対処すべき経済社会課題の解決にも資すると考えられる革新的な技術の研究開発に取り組んでいる「ディープテック・スタートアップ」に対し、次の3つのフェーズにおいて、研究開発や事業化のための支援を行います。〔1〕STS フェーズ(実用化研究開発(前期))
〔2〕PCA フェーズ(実用化研究開発(後期))
〔3〕DMP フェーズ(量産化実証)また、本支援事業では、事業性担保のため、ベンチャーキャピタル等が伴走支援者となり、助成事業期間中のハンズオン支援等を行います。

■「ディープテック・スタートアップ支援事業」について(NEDO WEBサイト)
https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100250.html助成事業について

事業名称 : 高頻度宇宙実験・回収事業に向けた回収型宇宙実験システムの開発
事業期間 : 交付決定日~2026年3月31日
採択フェーズ : STS(※)フェーズ(実用化研究開発(前期)) 
※STS=Seed-stage Technology-based Startups
これまで基礎科学的な実験から産業利用まで幅広く利用されてきた国際宇宙ステーション(ISS)は、構造寿命などの関係から2030年末に運用を終了することが決定しており、宇宙環境利用の”場”の継続的な確保が課題になっています。ElevationSpaceは、「ポストISS時代」を見据え、宇宙環境利用・回収プラットフォーム「ELS-R(読み:イーエルエスアール)」の提供を目指しています。
「ELS-R」は、無重力環境を生かした実験や実証を、無人の小型衛星で行い、それを地球に帰還させてお客様のもとに返す国内初のサービスです。
これにより、従来のISSを中心とした宇宙環境利用で課題となっていた、低頻度・長リードタイム・取得データが限定的といった問題を解消し、高品質で顧客満足度の高い宇宙環境利用機会を創出・提供します。中長期的には、無人小型の人工衛星で実証・実験を行う「ELS-R」に加え、有人大型の地球低軌道拠点と連携する「ELS-RS(イーエルエス・アールエス)」の開発により、宇宙環境を利用した実証・実験の場をあらゆる方法で実現・提供することで、民間事業者等の更なる宇宙産業参入促進や、日本の宇宙産業力強化に貢献していきます。
■「ELS-R」サービスのイメージがわかるコンセプトムービー