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岩手県紫波町とWeb3技術を活用した 「ファン向けデジタル会員権」導入に向けた実証実験を開始

PR TIMES

株式会社ファンベースカンパニー
株式会社ファンベースカンパニー(代表取締役社長:津田匡保、ファンベースカンパニー)は岩手県紫波町と、紫波町ファンコミュニティとの共創および新たな財源確保を目的とした「ファン向けデジタル会員権」の検証を行うため、2023年10月に第1回目の会員権体験会を開催しました。本体験会では、株式会社Crypto Garage(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:大熊 将人、以下:Crypto Garage)の有するWeb3技術を活用することで、共創におけるファンの貢献度を可視化するトークン発行を実施しました。



実証実験の実施背景 ~地域の価値向上に向けたファンとの共創・新たな財源の創出を目指して~


紫波町では、令和2年度(2020年度)より「ファンベース」の考え方を導入し、紫波町ファンの声をまちづくりに反映するための仕組み構築に取り組んでおり、令和4年度(2022年度)に開催したファンミーティングに参加した町民の声を反映し、令和5年度(2023年度)に「東根山の日」を制定するとともに、ファンと役場が共に地域イベント「AZUMANE WEEK」を企画するなど、ファンとの共創活動を行ってきました。今回、この共創活動をさらに加速することを目的として、ファンコミュニティ設計・運営支援を行うファンベースカンパニーと、フィンテック分野におけるブロックチェーン金融サービス事業とブロックチェーン領域における技術開発サービス事業を展開する Crypto Garageと共に、紫波町ファンコの熱量をさらに高めるための「ファン向けデジタル会員権」を企画しました。デジタル会員権および会員権特典は、ファンベースカンパニーが実施したファン分析を基に設計されており、ファンが継続して参加したくなる仕組みを通じて、紫波町の更なる価値向上を目指しています。

実証実験(会員権体験会)の概要


【実施期間】:2023年10月29日(日)
【実施目的】:会員権特典の体験リターンおよび会員向けトークン付与に対する満足度の検証
【実施内容】:会員体験イベントの開催、ブロックチェーン技術を活用したトークン発行
【会員体験イベントの内容】:紫波町産の米を生かした産品づくり体験、東根山の森林ツアー体験など
【各社の役割】:
ファンベースカンパニーは 、これまでのファン分析結果に基づき、特典設計や体験イベントの企画・運営支援等を担い、本プロジェクトを推進しました。Crypto Garageは、本施策を支える仕組みとして、ブロックチェーン上の秘密鍵の管理を実施するキーマネジメントサービスであるmahola wallet、およびブロックチェーン・バックエンドサービスであるmahola apiを提供し、プロジェクトを支援いたしました。

実証実験の結果


今回の実証実験では、熱量の高い紫波町ファンを招待し、紫波町現地での体験会を実施することで下記2点を検証することができました。
1.会員向け体験リターンの検証
体験会では、2023年8月開催の第2回紫波町ファンミーティングで生まれたアイデアを具現化する形で、産品開発イベントや紫波町独自の自然の魅力発掘イベント等を開催しました。イベントの事後アンケートでは参加者全員が「紫波町に関わっていきたい気持ちが高まった」と回答しており、会員権体験に対する満足度やまちづくりへの参加意欲の高まりが確認できました。

2.会員向けトークン付与の検証
今回の実証実験では、会員が会員同士の交流・イベントへの参加等の共創につながるアクションをした場合にトークンを付与し、会員権上に貯まっていく体験を提供しました。本トークンについて、参加者全員が「まちづくりへの貢献や行動が貯まる機能が特に良かった」と回答しており、トークン発行で共創活動の満足度が高まることが確認されました。
紫波町役場商工観光課・須川氏のコメント


「紫波町はまちづくりにファンベースの考え方を取り入れ、ファンと共に歩む「ファンベースなまちづくり」を進めています。商品やサービスという形の有るものを扱う民間企業とは異なり、自治体は「まちづくり」という形の無いものを扱う難しさがあるため、自治体を「好きだ」と言ってくださるファンの方々の存在を可視化し、コミュニティとして共に育っていく関係性を構築することがとても大切です。このデジタル会員権により、紫波町を取り巻くファンの熱量がより一層高まっていくことを期待しています。」
今後の展開


今後地域の価値を高めていくためには、地域の魅力を深く理解し熱量高く活動してくれるファンの存在が益々重要な時代となります。そのような中、今回の実証実験では、会員権体験によってファンの満足度や活動意欲が高まることが検証できたことに加え、「紫波町のお菓子をつくる工房をつくりたい」「紫波町の産品でファンをもてなすバーベキューを開催したい」等、新たな共創プロジェクト案も創出され、改めてファンとの共創の可能性を知る機会となりました。今後は、今回の実証実験で得た知見を生かし、「ファン向けデジタル会員権」の体験・機能をさらに改良していくことで、ファンと地域の共創活動の加速ならびに会員権の有料化による地域価値向上のための新たな財源確保も実現していく予定です。
株式会社ファンベースカンパニー 会社概要


会社名:株式会社ファンベースカンパニー
所在地:東京都渋谷区東3-25-11 TOKYU REIT恵比寿ビル702
設立:2019年5月7日
代表:代表取締役社長/CEO 津田匡保
資本金:2億9,400万円(資本準備金含む)
事業内容:プロジェクト伴走および分析・企画支援、SaaS提供
『世の中に「好き!」を増やしていく』をミッションに掲げ、「ファンベース」という概念を正しく誠実に広めるため、2019年5月に発足した野村ホールディングス株式会社、アライドアーキテクツ株式会社、佐藤尚之3者の合弁会社です。
※ファンベース(R)/fanbase(R)は、株式会社ファンベースカンパニーの登録商標または商標です。
Crypto Garage概要


会社名:株式会社Crypto Garage
所在地:東京都渋谷区恵比寿南3-5-7 デジタルゲートビル
設立:2018年9月
代表:代表取締役/CEO大熊 将人
事業内容:株式会社デジタルガレージ(東証プライム 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO:林 郁、以下:DG)と東京短資株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:後 昌司)が共同で設立したフィンテック分野におけるブロックチェーン金融サービス事業と、ブロックチェーン領域における技術開発サービス事業を展開する企業です。
暗号資産交換業者登録 関東財務局長 第00029号