◆快適に車中泊できる季節がやってきた!
いよいよ涼しくなり、サブバッテリーの残量を気にすることもなくなってきた今日この頃。さあ、これからがキャンピングカーの本番だ! エンジンを動かさずに使える燃焼式ヒーターの「FFヒーター」が付いているHappy1は寒い冬も快適に車内で宿泊できます。
とはいえ、FFヒーターの燃料がものすごくゆっくり漏れている事が発覚したので、近々修理してもらいに行ってきます。保証期間は架装部分に問題が出ても無料で対応してもらえるのでありがたいです。
さて、最近どんな感じでHappy1を使っているのか?
主にプロレスの試合へ行くのに使っていますが、その使い方も少しずつ変わってきています。まず、Happy1は車高が高い。全高はおよそ240cmなのですが、換気扇の強化版ともいえる「MAXXファン」を搭載したりリフトアップも入れているので、私は250cmだと思って運転しています。なので、屋根のあるコインパーキングや立体駐車場はまず無理。
前回のコラムで書いていたように、羽田空港を利用する場合、ハイルーフを停められる国内線駐車場のP4には、10台くらいしか駐車スペースがないので、安心のために夜中に入っています。新木場1st RING(会場)での試合も、会場近くの高架下パーキングが空いていないと結構手間なので、ついには新木場でさえも「あ、前乗りすりゃええやん。駅前に公衆トイレもコンビニもあるし!」と、夜中に入ってしまいました。
一番困っているのは行きつけのパチンコ屋さんの立体駐車場に入らなくなったので、目の前に3台だけスペースのあるコインパーキングに停めないとダメなコト。2500円上限! 負けた時のくやしさよ! あ、朝一から打ちたい時も、早めに入って寝ています。ムフフ。隣はコンビニだしメシにもトイレにも困りません。
◆自由にスケジュールを変更できる一人旅の気楽さ
地方の試合に一人で行く場合は本当に気ままです。前後にスケジュールがなく、お財布に余裕があれば「よし、早めに出よう!」と、日曜日の試合に向けて水曜日や木曜日に出てしまいます。
時には一般道を、時には高速をひた走り、疲れたらどこかで仮眠。そして「あ、紀伊勝浦のホテル浦島にある温泉の忘帰洞浸かりたい」と、名古屋近辺で思いついて進路を変更したり。「今日は駿河健康ランドで風呂に入ろう」って東京まで戻らなかったり。チェックイン、チェックアウトの時間に縛られないところもステキ!
一人旅には最高ですな。そして二人旅もカップルや夫婦なら大丈夫。友達同士はちょっと大変。バンクベッドを出すと、出入りがしづらくなります。とはいえ慣れですので、そこが購入に向けてのマイナス面となるかと言えば、そうは思わないです。これもアトラクションです。ワハハハ!
一人旅では基本バンクベッドを出すことはなく、メインで寝ている下のソファーの背もたれをバンクベッドへ。バンクベッドには試合会場で売るグッズが入っているスーツケースと、背もたれやベッド展開する時にハメ込むクッションが置かれています。ちなみに、相方のくいしんぼう仮面とトークショーツアーに出る時は、グッズを大量に積んで寝る事しかしないので、家に置いていきます。
メインソファーはベッド展開していない状態でも、菊タローちゃん1人なら寝られます。今はグッズの在庫が入った折りたたみコンテナを2個積んでいますが、1人の時はこれをテーブル代わりにしております。ベッド展開したい時は、ベッド下のスペースに1個ずつ入れたらちゃんとベッドになります。
ですが、前方にポータブル電源のDelta Proとハイコーキの冷蔵庫を置いているので、前方部分のベッド展開はできず。付属の冷蔵庫は、エンジン切った時に電源が切れちゃうので、ちょっと離れる時なんかは一度シガーソケットを差し替えにいかないといけなく、まだ一度も使っていません。ま、少しくらいなら電源切れていても大丈夫ですけどね! なので、今度ハイコーキの冷蔵庫も降ろして旅に出てみようかな? Delta Proは降ろしませんけども!
追加で積んでいる冷蔵庫とポータブル電源のせいで前方のベッド展開ができませんが、冷蔵庫の上にクッションを置けば気にならない段差でベッド展開したっぽくなります。身長163cmの菊タローちゃんならば、ギリギリそのエリアに足が行くくらいです。
なので、トークショーツアー2人旅の時、メインソファーの運転席真後ろには、Tシャツが入った段ボールが置かれます。たまに足が触れるくらいなので気になりません。通路もスーツケースがビッシリなので、本当にツアー中は寝るだけです。
1人旅だとゆったりと寝転がり、車内ルーターを起動してインバーターをオン。テレビを起動して動画を観ながらメシ食ったり寝落ちたりしています。
「ああ、眠くなってきた」で、仮眠ってレベルじゃねえぞ! というほど熟睡ができるのは長距離を走る身としては本当にありがたいです。
料理も車中泊の醍醐味! とはいうけれど、IH調理器で1回やったのみ。レンチンから卒業して、実験で1回使ったきりの3段式炊飯弁当箱や車中泊YouTuberの皆さんがやってるような美味しそうな物を作ってみたいですけどね。車内ちゃんこか~。いいなあ、アリだなあ。
◆ホテルが高騰している今、ホテル代が浮くのはおサイフに優しい!
今後行きたいのは温泉巡り。来年は暑くなる前に東北の温泉をぐるっと回りたいですな。
ちなみに11月はトークショーツアーで福岡へ。さらに鹿児島まで回って宮崎で試合もして松山や広島から神戸、大阪、名古屋、横浜と回ります。ご当地グルメが楽しみです。大分で別府温泉保養ランドも寄りたいなあ!
ホテル代がかからないので経費が浮くようになりました。大都会は駐車場の車高制限と料金に泣かされますし、高速代も普通車と同じ、さらにはガソリン代は倍と「あれ? これトータルしたら?」って一瞬思いましたが、ホテル代は今えらいことになってますので、確実に元取れてます。ツアー中は動くグッズ倉庫兼寝室! 一人旅は動く我が家と2つの顔で頑張ってくれています。
ではまた来月! 皆様も良い車中泊ライフを!
この連載の記事
-
第9回
自動車
キャンピングカーの走行距離が増えたので足周りを変えたら乗り心地激変で驚いた! -
第8回
自動車
キャンピングカーの良いところは値上がり傾向にあるホテル代がいらないことだ! -
第7回
自動車
キャンピングカー乗りは駐車場に注意! ついにガリっとやってしまった…… -
第6回
自動車
2万5000km乗って実感したキャンピングカーのメリット・デメリットを教えます! -
第5回
自動車
寒い季節のキャンピングカーにはエンジンかけずに使えるFFヒーターが最強! -
第3回
自動車
キャンピングカーの実燃費教えます! 高速ではクルーズコントロールを使うべし! -
第2回
自動車
キャンピングカーで快適に過ごしたいなら足周りやエアコン、バッテリーはケチるな! -
第1回
自動車
ロマン溢れるキャンピングカーライフの門出はトラブル続出で波瀾万丈だった! - この連載の一覧へ