General Pacific, Inc.との米国市場における戦略的販売代理店パートナーシップに基づく受注と小型空撮ドローン(SOTEN)の輸出許可取得に関するお知らせ
株式会社ACSL
当社グループは、2023 年7月13日付「General Pacific, Inc.との米国市場における戦略的販売代理店パートナーシップに関する覚書(MOU)の締結及びACSL, Inc.への追加出資並びに特定子会社の異動に関するお知らせ」でご報告させていただきましたMOUに基づき、General Pacific, Inc.(以下、GenPac)より米国における小型空撮ドローン(SOTEN)の2023年11月2日付の受注を受け、米国への輸出申請を進めてまいりました。2023年11月13日付で経済産業省より輸出許可証を受領いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
GenPacからの受注及び輸出許可の内容
GenPacは、米国市場における小型無人航空機とロボティクス業界をリードするディストリビューターであり、ドローンやロボットといったハードウェアだけでなく、それらに関するソフトウェアや様々な専門家レベルのトレーニングの提供を行っております。GenPacはこれまで多くのエンドユーザーとパートナーシップを組み、顧客からの様々な要望に応えるためのハードウェアやソフトウェア、トレーニングの提供を行ってまいりました。当社は、今後の米国市場での販売拡大のため、当社の米国子会社であるACSL, Inc.とGenPacとの間で、2023年7月13日に戦略的代理店パートナーシップに関するMOUを締結し、今期の販売として小型空撮ドローン(SOTEN)50機体の2023年11月2日付の受注を受け、当該受注に基づき、経済産業省に対して米国におけるSOTENの販売を想定した個別輸出許可の申請を行っておりました。当社は当該輸出許可申請に基づき、2023年11月13日付で経済産業省より小型空撮ドローン(SOTEN)の米国への輸出に関する輸出許可証を受領いたしました。
背景
世界のドローン市場では経済安全保障や環境配慮に関する政策が加速しております。米国ではNational Defense Authorization Act(NDAA)が施行され、ロシア製や中国製のドローンの政府調達が禁止されており、また、中国製ドローンメーカーのDJI社は、2022年10月より米国国防総省の「中国軍事関連企業」に指定されております。このような市場環境の中で、当社は経済安全保障、企業向け対応及び用途特化型をキーワードとしたポジショニング形成が可能と考えております。当社の米国市場への進出においては、現地の展示会にて、インフラ企業などより小型空撮ドローン(SOTEN)が、点検・測量などで活用できると高評価を頂き、また、複数の潜在顧客先でのロードショーにおいても、業務実装が可能という評価とともに、購入希望を確認しております。
こうした背景から、当社は、2023年1月にカリフォルニア州に米国子会社ACSL, Inc.を設立するとともに、これらの米国の潜在顧客との緊密な連携を通じて、小型空撮ドローン(SOTEN)の改良を進めてまいりました。また、ACSL, Inc.は、米国市場での販売拡大のため、米国の複数の企業とMOUを締結しており、ACSL, Inc.とGenPacとの間では、戦略的代理店パートナーシップに関するMOUを締結しております。
今後の見通し
当社の 2023 年 12 月期の連結業績予想については、海外における売上高について現時点で適正かつ合理的な数値の算出が困難であると判断し、連結業績予想の開示を見合わせております。
現在、その他の要因を含め業績について精査中であり、今後、業績予想の開示が可能となった時点で速やかに開示いたします。
適時開示はこちら
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6232/tdnet/2362206/00.pdf
【株式会社ACSLについて】
ACSLは、産業分野における既存業務の省人化・無人化を実現すべく、 国産の産業用ドローンの開発を行っており、特に、画像処理・AI のエッジコンピューティング技術を搭載した最先端の自律制御技術と、同技術が搭載された産業用ドローンを提供しています。既にインフラ点検や郵便・ 物流、防災などの様々な分野で採用されています。
https://www.acsl.co.jp/