クレーン作業の安全性・効率性を高める同時通話型特定小電力トランシーバー Withcall Pro(TM) シリーズを新発売。回線補償器により従来機よりも広い範囲をカバーすることも可能に。
アイコム株式会社
無線通信機器のアイコム株式会社(本社:大阪市平野区、代表取締役社長:中岡洋詞、東証プライム)は、2023年11月29日に、クレーンによる揚重作業の安全性と作業効率を高める作業連絡用の同時通話型 特定小電力トランシーバー Withcall Pro(TM) シリーズ<IC-5880(子機)とIC-MS5880(親機)、AG-5880(親機用回線補償器)>を新発売します。
本機は、建設現場や工場、プラントなどで重量物をクレーンで移動させる際に、クレーンオペレーターと作業員が連携するために使用するトランシーバーです。「話す」と「聞く」を通話ボタンで切り替えて通話する一般的なトランシーバーとは異なり、電話のように「話す」と「聞く」を同時に行える同時通話型です。さらに音声遅延の少ないアナログ方式を採用しており、緻密な指示やタイミングが重要視される作業現場で大きな効果を発揮します。特定小電力トランシーバー規格に合致しているため、免許・資格が不要で購入後すぐに使用することができます※。
また、親機IC-MS5880(1台)と子機IC-5880(4台まで)で最大5者間の同時通話を実現します。親機間を相互接続ケーブルで連結することで、 最大9者間(親機1組・子機8台)による同時通話システムを構築。弊社従来機であるIC-MS4880/IC-4880との互換性を確保し、親機、子機のいずれかだけを従来機種と入れ替えることも可能です。
さらに、新開発の回線補償器※AG-5880(別売品)により、従来の同時通話システムではカバーしきれなかった工場やプラントなどより広い作業現場での同時通話を実現します。親機から離れた場所(最長150m)に、中継アンテナのように動作する回線補償器を設置し、コミュニケーション範囲を拡張できます。
<おもな特長>
クレーン作業向け同時通話システムを構築するトランシーバー。
電話のように「話す」と「聞く」を同時に、しかもボタン操作なしで行うことができる。
親機2台を相互接続ケーブルで連結し、最大9者間による同時通話システムを構築。
別売の回線補償器※により、同時通話の通話エリアを拡張。
回線補償器は3台まで接続可能、最長150メートルまで延長可能。
※ 回線補償器の使用には免許申請が必要です。
・アイコム、ICOM、ICOMロゴ、WITHCALLロゴ、WITHCALL PROロゴは、アイコム株式会社の登録商標です。