国交省が3D都市モデルのビジネス活用アイデアを募集、社会実装を支援。ピッチ出場企業の応募締切迫る

　国土交通省は、日本全国の3D都市モデルのオープンデータ「PLATEAU」を活用したビジネスアイデアのピッチコンテスト「PLATEAU STARTUP Pitch 02」に出場するスタートアップ企業を募集している。応募の締め切りは11月17日。

「PLATEAU×〇〇」で新たなサービス／プロダクトを生み出す
ビジネスアイデアコンテスト

「PLATEAU STARTUP Pitch」は、ビジネスの領域で3D都市モデルを活用し、新たなサービスやプロダクトを生み出すためのビジネスアイデアコンテスト。「PLATEAU」のプラットフォームを活用することで、「こんなことができるようになる」というビジネスアイデアソン的なプレゼンテーションを出場企業が実施する。第2回となる「PLATEAU STARTUP Pitch 02」は2024年1月19日に開催予定。

「PLATEAU STARTUP Pitch 02」

【ピッチ概要】
・「PLATEAU×〇〇」を題材にしたアイデア、事業プランを発表
・ ピッチ時間7分、質疑応答8分を予定
・ プレゼンテーションにもとづき、審査委員の審査により、各優秀賞を表彰

【エントリー資格】
・ 事業拡大、成長意欲のあるスタートアップ企業（年数不問、会社等の法人設立済み）、PLATEAUを活用したビジネスで起業予定の個人
・ 登壇者は現地参加できるスタートアップ企業の代表、役員、
　CTOクラスのエンジニアに類する関係者
・ プレゼンにおけるプロトタイプ作成は原則不要

【登壇者応募スケジュール】
　2023年11月17日：応募締め切り※締め切り後：エントリー内容確認
　2023年11月24日：登壇企業確定（順次、結果ご連絡）
　2024年1月19日：イベント当日
※企業確定スケジュールは前後する可能性あり。

　2022年1月20日実施開催された第1回には 、スタートアップ企業9社が登壇。各社が独自のアイデアを競うとともに、会場では登壇企業や「PLATEAU」のプロジェクトパートナーによるサービス、プロダクトのデモ展示が行われた。第1回のピッチの様子は、下記のアーカイブ動画を参照。

地域社会の課題解決から都市開発、観光、ゲーム開発などまで
活用の可能性が広がる「PLATEAU」

「PLATEAU」は、2020年度から国土交通省が主導する3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化プロジェクト。2023年度は3D都市モデルの本格的な社会実装を意識したフェーズに入っている。

　この動きを加速させるため、2023年度には各地域でアプリコンテストやハッカソン、ピッチイベント、アクセラレーションプログラム、子ども向けイベントなど、さまざまな切り口で開発者コミュニティにおける実装のきっかけ作りが進んでいる。

　これまで実施した各イベントでも参加者たちから活用アイデアが出されており、地域社会の課題解決から都市開発、観光、ゲームなどまで多様な分野で「PLATEAU」活用の可能性が広がっている。アイデアソンやハッカソンなどイベントの模様は、「PLATEAU」公式サイトに掲載のイベントレポートから見ることができる。アイデアの刺激を受けられるだろう。

「PLATEAU」公式サイト「Journal」

　技術やアイディアに自信がある、新たな事業分野の創出にチャレンジしたい、自社サービスに3D都市モデルを取り入れてみたい、といったスタートアップは挑戦を考えてみてはいかがだろうか。