MagicPodは、2023年10月31日、6年以上のベータ版の期間を経て、AIを活用したテスト自動化プラットフォーム「MagicPod」の正式版を提供開始したことを発表した。
MagicPodは、モバイルアプリテスト、ブラウザ(ウェブアプリ)テストの両方に対応したテスト自動化プラットフォーム。ノーコードで直感的に使用できるデザインや、クラウドサービスでの提供によるメンテナンス性の高さ、AIによる自動修正などを特徴とし、これまで500社以上のリリースサイクル高速化を支援してきた。
MagicPodは、2017年7月にベータ版をローンチ、継続的な機能追加や改善に取り組んでいた。今回、リアルタイム要素検出モードの実装および、グローバル対応、TRIDENTからMagicPodへの社名変更やMagic PodからMagicPodへのサービス名変更によるブランド統一といった主要マイルストーンを達成したのを受け、10月30日にバージョン1.0の正式版を公開した。
正式版で実装されているリアルタイム要素検出モードは、テスト対象のウェブページやモバイルアプリの画面からリアルタイムで画面項目を選び、プログラミング知識無しでテストを作成できる。作成途中でステップを編集したり、別のコマンドを挿入したりと、柔軟に操作することが可能だ。
グローバル対応では、サービスのUIの英語化やヘルプページの完全な英語化、タイムゾーンに応じた時間・テスト結果のデータ表示に対応した。
同社では、「コードとノーコードの融合」という次のマイルストーンに向け、今後もMagicPodの強化を継続していくとしている。