イロモノだと思っていたが
マザーボードを劇的に冷やせた!
正直この検証を実施するまでは、IceMystは“映え”だけのイロモノと思っていたが、その読みは良い方向に外れてくれた。CPU冷却そのものを強化するような効果はなかったものの、ファンの置き方次第ではM.2やVRMの温度を劇的に下げられた。
ファンを6基積めばDDR5モジュールの温度も下げられたが、それを実施するには最低でも5基は追加ファンを積む必要があるため(合計1万2100円)、コストパフォーマンスは今ひとつだ。筆者のオススメはファン1基を8時方向に向けてM.2とVRMの両方を冷やすやり方だ。
実際に追加ファンを載せてしっくり来るかどうかはともかく、見た目が目新しくかつ狙い通りの効果が出たパーツという点で、IceMyst 360は注目に値するAIO水冷といえる。Coreプロセッサー(第14世代)登場を機に新しく組んでみようと考えているなら、導入を検討してみてはどうだろうか。