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COMPUTEX TAIPEI 2023レポート 第48回

20周年の懐かしさと新しさが共演するラインアップがスゴイ

21kgの超ド級ケースにファンまみれのCPUクーラーも!? SilverStoneブースレポート

2023年06月24日 11時00分更新

文● ジサトラユージ 編集● ASCII

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 5月30日から6月2日にかけ、台湾・台北市にてコンピューター関連機器の総合見本市「COMPUTEX TAIPEI 2023」が開催され、PCパーツから周辺機器までさまざまな製品が展示された。今回は、SilverStoneのブースで出展された内容をまとめていこう。

 SilverStoneは、2023年で創業20周年を迎える。そんな今年のブースでは、「伝統と新技術の融合」をテーマとして掲げているとのこと。長年の自作ファンを唸らせるデザインとトレンドを抑えた設計を融合させた製品のラインアップが印象的だった。

機能性抜群の大型PCケースがスゴイ

 SilverStoneといえば、豊富なPCケースのラインアップが大きな魅力だ。中でも今回のブースで目を引いたのは「ALTA F2」。なんとその重量は21.14kgという超ド級っぷり。見た目の迫力もかなりのもので、サイズは261(W)×658(D)×567(H)。SSI-EEBやSSI-CEBといったワークステーション向けのマザーボードも搭載可能なモデルとなっている。

 マザーボードは横向きに配置され、I/Oパネルが上向きに来る形だ。ファンはフロントに120mm×2/140×2、トップに120mm×4/140mm×1、ボトムに180mm×3の構成で設置可能。ラジエーターは、トップ480mm、フロント280mm、ボトム560mmをサポートしている。

 ALTA F2はすでに発売済みとなっており、実売価格は13万円前後といったところ。最新のXeon W-3400/W2400シリーズなどに対応した大型マザーボードを使い、見た目にもこだわったワークステーションを組めるのは大きな魅力だ。

ブースで特に目を引いた巨大なPCケース、ALTA F2。なお、フロントパネルのデザインは製品版からは変更されている

マザーボードのI/Oパネルは上向きにつく形。トップにラジエーターも搭載可能だ

ビデオカードは横向き設置ができ、魅せるレイアウトも可能

 続いて注目したいのが、「ALTA D1」だ。こちらはワークステーション向けのケースで、より機能性に特化したモデルと言える。フロントには180mmのファンを3基搭載しており、全体のメッシュパネルと相まって通気性は抜群だ。

 内部構造はモジュラー式になっており、構成の自由度が高い。例えば電源ユニットは、最大3基設置できるようになっており、ファンやCPUクーラーのラジエーターなども設置の仕方を選べるようになっている。ラジエーターは360mmを設置可能。マザーボードはE-ATXに対応している。

 なお、本製品は年内発売予定とのことだが、まだ製品版というわけではなく、変更の可能性はあるとのこと。

ALTAシリーズのALTA D1。内部レイアウトの自由度が高い

フロントのドアを開けると、ロック付きのドライブベイなど、ワークステーションらしい装備も

フロントファンは180mm×3。メッシュパネルと相まって、通気性は抜群

背面の様子

底面には電源ユニットやラジエーターを持ってくることもできる

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