Wi-Fi 6&Wi-Fi 6Eのメリット
メリット01 通信速度が速い!
規格では最大8ストリーム対応となるため、Wi-Fi 5は6.9Gbps、6/6Eは9.6Gbpsが最大。実際の製品では、廉価モデルで2ストリームの2.4Gbps、高性能モデルで4ストリームの4.8Gbpsが主流だ。
メリット02 速度が速い上に消費電力が低い!
メリット03 複数台接続でも速度が落ちにくい!
最近はIoT機器が2.4GHz帯を使うことが多く、混雑状態になりがち。PCやスマホ、タブレットなどは5GHz帯を使うことが増えている。そのため今度は5GHz帯が混み始めているわけだ。Wi-Fi 6Eでは6GHz帯が追加されているため、この混雑を緩和できる。イメージでいえば、道路に車線が1つ増えたようなもの。とくに家族で複数のノートPC、スマホを使っている人なら、その効果は高い。
Q 有線LANを速くする意味は?
A ルーターやAPのボトルネック解消が狙い
いくらWi-Fiを高速化しても、ルーターやアクセスポイント(AP)がボトルネックになれば速度が出ない。10Gbpsなどの高速光回線を使うなら、ルーターの有線LAN、とくにWAN側が2.5Gbps以上の高速なものを選びたいところ。
なお、NASを利用する場合など、家庭内LANそのものを高速化したい場合は、LAN側にも注意。エントリーモデルでは、LAN側は1Gbpsまでというルーターがほとんどだからだ。
Q 6E非対応の機器でも使える?
A 接続は可能だが、6GHz帯は使えない
Wi-Fi 6E対応のルーターを導入しても、6GHz帯が使えるのは6Eに対応する機器だけ。非対応の場合は2.4GHz帯や5GHz帯を使うことになる。
6E非対応のPCで6GHz帯を使いたい場合は、USB子機を使うという手がある。ただし、通信速度は1.2Gbpsとなっているのがほとんど。場合によっては遅くなってしまうこともあるので、6GHz帯を使わなければならないという事情がない限り、選ぶ必要はないだろう。
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