アマゾンジャパンは10月11日、Fire TVシリーズの新製品説明会を開催した。9月21日に発表した「Fire TV Stick 4K Max」(第2世代)が9980円、「Fire TV Stick 4K」(第2世代)が7480円。ともに10月18日出荷の予定。
高性能化と通信の高速化でさらにサクサク
Amazonデバイス Fire TV事業部 事業部長の西端明彦氏は、映画やドラマ以外にも高校野球を始めとしたスポーツコンテンツが増え、DAZNのマルチアングルなど独自性の高いコンテンツを楽しめるようになっているとした。
2015年の発売以降、順調に販売を伸ばしており、コロナ禍以降も伸び続けている点も改めて強調。Fire TVは2023年に入ってUIを改善。無料/追加料金なしタブを用意し、検索時や音声操作時に利用できるようになった。また、7月にFUNAI製のFire TV搭載のスマートテレビにも新モデル「F360シリーズ」を追加。43/50/55型の3サイズで展開していることなどにも触れた。
テレビの販売台数は現在、約6割が4K対応となっている(2023年1~8月、Gfk調べ)。
Fire TV Stick 4KはDolby VisionやHDR10+、Dolby Atmosなどに対応。1.7GHzの4コアプロセッサーとなり25%高性能化。8GBストレージを搭載する。Wi-Fi 6に対応し、Echoスピーカーとペアリングすることで、テレビの音響を高音質化。Alexaホームシアターの構築も可能になっている。
Fire TV Stick 4K Maxは性能をさらに強化。プロセッサーが2GHzとなり、Wi-Fi 6E、16GBストレージを採用する。さらにアンビエントディスプレイとして、2000枚以上の名画・景色の再生のほか、天気や付箋、カレンダーと言ったウィジェットも表示できる。
実機のデモでは、Echo Studioと組みあわせた迫力あるホームシアター再生を披露。eARC対応であるため、テレビ音声の出力も可能であると強調した。
無料/追加料金なしタブでは、サブスクリプション契約しているサービスのコンテンツ、広告付きのコンテンツなども表示可能。リモコン操作では検索枠を選択し、カーソルを下に動かすことで利用できる。
アンビエントディスプレイはリモコンのAlexaボタンのワンプッシュ、ホームボタンの長押しで起動可能。自動で遷移する設定にもできる。「アンビエントディスプレイを見せて」と声の操作も可能だ。この状態でカーソルの上を押すとウィジェットが表示でき、さらに下に動かすと縮小表示。右を押すと設定メニューが出る。西端氏は、音声操作などを利用し、「音楽の再生もできる」と説明した。