パーツを冷やす&見せるGUNGNIRシリーズの新作
ハイエンドパーツでPC自作したい人におすすめの最新ケース「MPG GUNGNIR 300R AIRFLOW」
右側板内スペースが機能的! 裏面配線やストレージベイ、ARGB&PWMハブも
右側板の内部、裏面配線スペースおよび電源カバー部分を見ていこう。
まず2.5/3.5インチベイがここにある。2.5インチベイは合計4つ。スクリュー1つでトレーが分離する仕組みを採用しているので、装着の手間が少ない。3.5インチベイトレー式で2つ。このサイズのケースでは標準的なベイ数だ。
中央にはケーブルをまとめるためのベルクロが3つあるが、CPUクーラー装着用のホール周囲にも5つ小さめのベルクロがあり、ファンの4ピン/3ピン電源やARGB LEDのケーブル、ATX電源のケーブルをまとめることができる。ほか、写真ではほとんど隠れてしまっているが、フロント、トップのフレーム折返しの裏にもツメがあって各種のケーブルを這わせることができる。ご覧のとおり、フロント3連ファンの配線もかなりキレイに収まっている(開封直後に撮影しており筆者は手を加えていない)。
右上にあるシールの裏は、ARGB LED&PWMファン用のハブだ。実はフロント3基、リア1基のファンもARGB LED付き、グラフィックスカードスタンドもARGB LED付きだが、さらに十分な数のARGB LEDやPWMファンを接続できる。このハブからはARGB LEDケーブルが伸び、マザーボード上のARGB LED用ピンヘッダとも接続できるほか、フロントパネル上にあるLEDボタンとも接続されているのでそこからも制御ができる。
ここでフロントインターフェースの説明をしておこう。右端に電源スイッチ、横にリセットスイッチ、左側にはUSB 3.2 Gen1 Type-A×2、USB 3.2 Gen2x2 Type-C、マイク、ヘッドホン、そしてLEDボタンがある。最近はマザーボード側でもフロント用USB 3.2 Gen2x2ピンヘッダを搭載しているものが多いので、これに対応したケースを選べば、速度を落とすことなく高速USBが利用できる。
ハイエンドパーツを冷やす、見せるためのMPG GUNGNIR 300R AIRFLOW
あらためてここでサイズの話をしよう。MPG GUNGNIR 300R AIRFLOW / WHITE(ブラックも共通)のサイズは505×235×510mm。ミドルタワーケースの範疇で、昨今では小さめのミドルタワーも多い中では若干大きいくらいだろうか。
マザーボードはMini-ITX/microATX/ATXおよびE-ATXは最大280×305mmサイズまで対応している。ほかビデオカードの最大長は360mm。電源の最大長は220mm。CPUクーラーの最大高は175mm。このサイズ感ならハイエンドパーツとの相性問題もあまり生じないだろう。
MPG GUNGNIR 300R AIRFLOWは、MPG GUNGNIRの系統でメッシュの前面パネルを採用したにとどまらない。とくにハイエンドビデオカードを見せるための縦置き対応、重さを支えるグラフィックスカードスタンド、その熱量を冷却するため12cm角×3基、6cm角×2基のファンの追加を可能な設計としている。
デザイン面でも多くの方から注目されそうだが、MPG GUNGNIR 300R AIRFLOWは大熱量を冷やすための設計という点から、ハイエンドパーツで組みたい方向きの製品だ。あるいは静音性を極めるためにミドルレンジパーツを組み合わせてもよいと思われる。そして見せるPCケースでもある。今回のMPG GUNGNIR 300R AIRFLOW / WHITEならホワイトパーツを多用したい。MSIからはほかにもホワイトパーツがリリースされている。性能、見た目にこだわるなら、MPG GUNGNIR 300R AIRFLOWで組んでみよう。
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