前へ 1 2 3 次へ

真っ黒なゲーミングPCに飽きた方にオススメ

夏に自作するなら涼しげなホワイトパーツで統一したゲーミングPC! 4Kゲームも快適動作の高性能

文●石川ひさよし 編集●ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

夏向きホワイトPCをMSIパーツで組んでみよう

 最近人気のホワイトPC。見せるPCという点では実況配信をされている方にとくに人気だが、普段のゲーミングPCでもゲーミング=ブラックというイメージに飽きた方にオススメだ。今回はMSIのホワイト系パーツをふんだんに用いた作例を組んでみようと思う。パフォーマンスも高めに4Kゲーミングを目指し、かつ見た目にもこだわったPCをご提案したい。

 いきなりだが、今回組み立てたPCをご覧頂こう。PCの外観はケース次第。ホワイトかつ見た目のよいケース選びからすべては始まる。今回使用したケースは「MPG GUNGNIR 110R WHITE」だ。

【見た目を決めるPCケース】

MPG GUNGNIR 110R WHITEをベースにMSIのホワイトパーツで構成

 せっかくのホワイトパーツなので、机の上に置きたいという方が多いのではないだろうか。MPG GUNGNIR 110R WHITEはミドルタワーの分類だが、ほんの少し小さめでコンパクト。奥行き43cmなので、少し大きめのデスクなら置けるサイズ感だ。また、左側面はクリアサイドパネルなので、ホワイトで統一されたパーツを眺められる。

ホワイトLEDで照らし出すとこのとおり。清涼感ある夏向きPCに仕上がった

 フロントパネルは立体的なデザインで、左半分にクリアパネルを採用している。天板部前方には各種のインターフェース。電源、リセットボタンのほかLEDスイッチを備えているので、LED発光パターンの切り換えが手元の操作で行なえる。そのほかUSB 3.2 Gen2x2 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、マイク/ヘッドホン端子を備えている。とくにUSB 3.2 Gen2x2 Type-Cは、これからの時代のPCなら備えておきたい機能である。

机の上に置くなら、フロントパネルのデザインにもこだわりたい

天板部の前方寄りにフロントI/F。およそ必要な端子は揃っている

 なお、MPG GUNGNIR 110R WHITEは標準でフロントファン(RGB LED搭載、ホワイト、PWM対応)×3基、リアファン(RGB LED搭載、ホワイト、3ピン)×1基の計4つのファンを搭載している。簡易水冷CPUクーラーを組み合わせる場合は、標準ファンが付いていない天板部に搭載することになる。そしてその場合、最大数のファンを搭載することになるのでエアフローも十分なものが得られる。

最初からフロントファン×3、リアファン×1が搭載済みなのでケース内エアフローは強めだ

【ゲーミングの要、ビデオカード】

 ビデオカードは「GeForce RTX 4070 Ti GAMING X TRIO WHITE 12G」。GeForce RTX 4070 Tiを搭載するモデルで、GPUクーラーもファンのブレードも、そして裏面のバックプレートもホワイト(一部はシルバー)の美しい製品だ。

カード長は337mm。ケースがサポートする最大長が340mmなのでギリギリだが搭載可能

 GeForce RTX 40シリーズは上から4090、4080、4070 Ti……とある。4090を8Kエンスージアスト向けとすると、4080が4K最高画質ターゲット、そのひとつ下の4070 Tiもハイエンドと言えるパフォーマンスで4Kゲーミングが視野に入るGPUだ。GeForce RTX 4070 Ti GAMING X TRIO WHITE 12GはOCモデルで、定格のブーストクロックが2.61GHzのところ、2.76GHzに引き上げられている。クーラーは3連ファンのTRI FROZR 3で、そこに用いられるファンはTORX FAN 5.0。ビデオカードで定評あるMSIの、現在主力と言えるクーラーだ。

ホワイト/シルバーの塗り分けで、クーラーの立体的なデザインが強調される

【すべてのパーツはここに接続、マザーボード】

 マザーボードは「MPG Z790 EDGE WIFI」。つまり今回は上位チップセットのIntel Z790を搭載したモデルを選んでいる。ホワイトというよりは厳密にはシルバーヒートシンク。ただ、ケース内においては奥に位置するマザーボードなので、シルバーであっても違和感はない。むしろ手前に来るホワイトのパーツが引き立つ印象だ。

このとおり、シルバーヒートシンクでも周囲のホワイトパーツに馴染み、統一感は崩さない

 MSIの第13世代Core向けシルバーヒートシンク搭載モデルは「EDGE」シリーズと「MORTAR」シリーズだ。EDGEは「MPG」グレードで上位チップセット搭載モデルが中心。フォームファクタもATXまたはMini-ITXになる。一方、MOTORはエントリーを支える「MAG」グレードで、Intel B760チップセット搭載モデルでフォームファクタはmicroATXになる。

ハイエンド向けでシルバーヒートシンクなら「EDGE」シリーズ

 まあ、ケースがATXをサポートしているのでATXマザーボードが見た目的にもよいということもあってのMPG Z790 EDGE WIFIだ。MPGグレードなのでMSIのIntel Z790搭載マザーボードの中でもアッパーミドルからややハイエンド寄りで、拡張スロットはPCI Express 5.0 x16スロットを備え、メモリはDDR5対応だ。ストレージに関してはGen 5対応ではないが、その代わりにM.2スロットが計5スロットと非常に豊富。多数のSSDを搭載したい方にオススメだ。もちろん、それだけM.2ヒートシンクの面積も多く、もちろんシルバー部分も多い。VRMヒートシンクに加え、マザーボードの下半分はほぼシルバーなので、たとえビデオカード以外の拡張カードを挿さなかったとしてもホワイトPC的な見た目はバッチリだ。

M.2スロットが豊富なので、多数のM.2 SSDで大容量ストレージを構築、膨大なゲームライブラリを構築できる

前へ 1 2 3 次へ

この記事の編集者は以下の記事もオススメしています

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
05月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2020年
01月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2019年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2018年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2017年
01月
03月
05月
06月
07月
09月
10月
11月
2016年
01月
03月
05月
06月
09月
11月
2015年
01月
03月
04月
06月
2014年
05月
06月
09月
10月
11月