画像生成AIと組み合わせて使おう
4. Photorealistic
ChatGPTにプロンプトを入力すると、それを元に新たなテキストが生成されるが、テキストの代わりに画像を生成するのが「DALL・E3」「Midjourney」「Stable Diffusion」といった画像生成系AIモデルだ。
筆者も別の連載でStable Diffusionを取り上げているが、画像生成AIのプロンプト(呪文とも言う)は制御が難しく、狙った画像を生成するのはなかなか難易度が高い。
「Photorealistic」プラグインは、プロンプトを元に画像生成AI(特にMidjourney)用に最適化されたプロンプトを作製してくれるらしい。
さっそく以下のプロンプトを試してみた。
かなり大量のプロンプト(画像生成AIの多くは英語のプロンプトしか受け付けない)が2組も生成された。試しに片方を日本語に訳してみると、
となっていた。さて結果はどうなるだろうか。今回は無料でStable Diffusionを利用できる「DreamStudio」に上記のプロンプトを入れて生成してみた。
「これまで見たことのないような斬新な」とまではいかないが、いずれもなかなかいい出来ではないだろうか。
結果はこちら(クリックで拡大表示)。
5. SceneXplain
「SceneXplain」プラグインは、写真のURLを入力すると、その写真について文章で説明してくれるプラグインだ。
試しにこの筆者のふざけたプロフィール写真を説明させてみよう。
プロンプトは以下のシンプルなものだ。
この画像を説明して
細かなツッコミどころはいくつかあるが、概ね写真の内容を正しく描写していると言ってもいいだろう。
結果はこちら(クリックで拡大表示)。
次にこれを応用して「SceneXplain」に、この写真のような雰囲気の画像を生成する呪文を書いてもらえないか頼んでみることにする。
この画像のような雰囲気の画像を生成するプロンプトを作製してください
期待通りに下記の呪文を生成してくれた。
この呪文をそのままDreamStudioに突っ込んでみると……。
「なるほど、気持ちはわかる」といった画像が生成された。元写真と見比べると、森林、彫像、ウサギといった要素は入っているが、肝心のタイダイ(絞り染め)おじさん要素が抜け落ちている。
そこでもうひと工夫、プロンプトを改良する「Prompt Perfect」プラグインを通してみよう。
改良された呪文が表示された。
同じくこの呪文をDreamStudioに入れると……。
なるほど!!タイダイおじさんの代わりにタイダイウサギが生成された。これはこれで趣のあるいい画像ではないだろうか。
結果はこちら(クリックで拡大表示)。

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