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産業機械向けロータリージョイント最大手のリックス、自社工場にスキルマネジメントシステム「Skillnote」を導入

PR TIMES

株式会社Skillnote
スキルデータ活用による多能工化とキャリア形成支援を本格化

製造業のスキルマネジメントを牽引する株式会社Skillnote(本社 東京都千代田区、代表取締役 山川隆史、以下Skillnote)は、国内外の産業界を下支えする”メーカー商社”であるリックス株式会社(本社 福岡市博多区、代表取締役社長執行役員 安井 卓、以下 リックス)がクラウド型スキルマネジメントシステム「Skillnote」を導入したことを発表します。主力製品であるロータリージョイントなどの開発と製造を担う生産本部の技術部や製造部、品質保証部などに在籍する全従業員約100名を対象に、2023年9月1日から運用を開始しています。これによりリックスの生産本部は、各部署で独自に管理されていたスキルと教育の情報を一元化し、スキルデータを活用した多能工化の推進と従業員のキャリア形成支援を本格化します。



リックスは、国内外の産業界向けに機器や部品などを製造、販売するメーカー商社です。仕入先約2,600社、取扱品約3,000種を持つ商社機能に加え、メーカー機能、研究開発機能を担う生産本部は、福岡に自社工場を保有しています。主力製品は、固定部から回転部へ流体を漏らさずに送る役割を担う産業機械向けの「ロータリージョイント(回転継手)」や半導体部品の洗浄装置です。特にロータリージョイントは様々な業界向けに提供しており、工作機械業界向けでは国内シェア70%、鉄鋼業界向けでは国内シェア40%を誇るリーディングカンパニーです(自社調べ)。

              (ロータリージョイント。提供:リックス株式会社)

今回、リックスが導入した「Skillnote」は、従業員の力量情報*を活用した計画的な人材育成と最適配置を実現するスキルマネジメントシステムです。従業員のスキル情報を軸に教育情報(OJTや講習の計画、履歴)および資格情報のそれぞれを連動させた一元管理により、組織的な人材戦略の策定および個人に最適化した育成計画の立案、進捗管理を実現します。
      *「力量」とは、個々の業務に必要なスキル(技能)、知識、資格、経験等の能力のことを指す。

               (設計の様子。提供:リックス株式会社)

Skillnote導入の背景


近年、リックスの生産本部は、従業員の教育体制強化の取り組みを進めています。主な目的は、ベテランの退職に伴う若手の早期戦力化や、多品種生産を支えるための多能工化の推進、自身に不足するスキルを主体的に取得する自律自走型の人材育成です。具体的な取り組みとしては、若手中堅向けの教育体系作りや、統一した評価基準によるスキルマップの刷新、技能職の多能工化を目的とした技能資格制度、キャリアパスを明確化するキャリア体系の整備などです。こうした取り組みを進めるためには、情報のデジタル化と一元化によるデータ活用が重要になりますが、従来の教育訓練計画やスキルマップ、技能資格表、目標シートなどによる管理は、各部署が独自に管理していたため情報が集約されず、データの組織的な活用に課題がありました。そこで生産本部は、スキルと教育の情報を部署横断で一元化し、組織全体でスキルの過不足を見極め、戦略的な人材育成を実現するため「Skillnote」の導入を決定しました。

Skillnote選定理由


導入の決め手には大きく3つのポイントがあげられます。

・スキルと教育の情報を一元管理できる
各部署共通のフォーマット、統一した基準のもとでスキルと教育の管理を一元的に運用することが可能で、最新の情報を更新、把握することができる。教育訓練計画とスキルマップ、技能資格情報をそれぞれ連動させることで、より効果的な人材育成を実現できる。

・多能工の育成や最適配置に活用できる
育成計画の立案にはじまり、教育の記録、承認、スキルや資格の自動付与までの一連のプロセスをシステム上で完結でき、教育の進捗状況を分かりやすいグラフで確認することができる。多能工化のための最適な人材選定や、人員配置をデータに基づき効果的に実施できる。

・自律的なキャリア形成を支援するツールとして活用できる
キャリア管理機能などにより、従業員が自身のキャリアパスで求められるスキルや資格、研修受講などの要件とその取得状況を個別に確認することができる。これにより従業員の自律的なスキルや資格の取得をサポートすることができる。

また、導入前後のサポート体制が整っていることも評価されました。

リックス株式会社 生産本部 管理部 新村泰男様のコメント


「私たちは、個人の成長と会社の成長を両立させるべく、教育体制の強化を進めています。『Skillnote』によるスキルと教育情報のデジタル化とそのデータ活用は、その根幹となるものです。特に今回の導入目的の1つである、自身のキャリアデザインを主体的に考え、意欲的にスキルアップに取り組む自律自走型の人づくりは、中長期的な取り組みとして重要視しています。この取り組みに関して『Skillnote』には、個々のキャリアパスを明示し、従業員の主体的なスキル獲得をサポートするシステムとして期待する部分が大きくあります。また、従業員が触れる機会があるシステムに情報を集約することで意識づけにもなると考えています。今後Skillnote社には、他社含めスキルデータ活用の成功事例や、スキルマネジメントの第一人者としてのベストプラクティスを共有してもらい、ともに課題解決に取り組むパートナーとしての役割を期待しています。」

スキルマネジメントシステム「Skillnote」について


「Skillnote」は、製造業において従来Excel等で管理されてきたスキルマップ(力量管理表)を一元的に管理・運用することのできるクラウドサービスです。現場のスキル/教育データがクラウドに登録され見える化が進むことで、スキルデータを活用した計画的な人材育成・人材配置を実現し、技能伝承、多能工育成、即戦力化といったものづくり企業の人材管理に関する課題解決に貢献します。

リックス株式会社


企業名:リックス株式会社
本社所在地:福岡県福岡市博多区山王1丁目15番15号
設立:1907年10月
資本金:8億2,790万円
代表者:代表取締役社長執行役員 安井 卓
事業内容: リックスは、鉄鋼、自動車、電子・半導体、ゴム・タイヤ、工作機械、環境、紙パルプ、高機能材、食品業界向けに、産業機械や部品・サービスを提供しているメーカー商社です。「メーカー商社」と「顧客密着営業」の2つのビジネスモデルを事業の柱とし、お客様の求めるソリューションをスピーディーに提供していくことで、課題解決のパートナーとなれるように邁進しています。
HP: https://www.rix.co.jp/

株式会社Skillnoteについて 


「つくる人が、いきる世界へ」というビジョンのもとに、ものづくりにおける人の成長を科学し、ものづくりに関わる全ての人がいきいきと働く社会の実現を目指しています。
会社名:株式会社Skillnote
所在地:東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11階
設立:2016年1月
資本金:9億2,476万円(資本準備金を含む)
代表者:山川 隆史
事業内容:製造業に特化したスキルマネジメントシステム「Skillnote」の提供
HP:https://www.skillnote.jp/

*本プレスリリースに記載されている会社名・製品名は、各社の商標または登録商標です。
*本プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。