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IoTコミュニティ「SORACOM UG」の運営&ソラコム座談会

こんな楽しいことやめられない! 「SORACOM UG」に参加すべき理由

大谷イビサ 編集●ASCII 写真●曽根田元

提供: ソラコム

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コロナ禍はオンラインで1本化 コロナ明けに支部のリブートへ

大谷:コロナ禍はSORACOM UGはどんなだったんですか?

木澤:コロナ禍の影響で、全国の運営メンバーが協力しイベントをオンラインに一本化しました。全国の運営メンバーが協力できる体制ができたことが、コロナ禍でもイベントを継続できた大きな理由だと思っています。

昨年のSORACOM UG Explorerはオフライン会場をつなぐことで実現

藤田:木澤さんは配信を担当いただいている「配信番長」なんですけど、毎回どんどんレベルが上がってびっくりします。先ほど話したそれぞれが得意なところを、うまくオンラインでも活かせたんだと思います。

ソラコム松下:一方で、IoTってやっぱりモノの世界、リアルの世界なので、ハンズオンができなくなったのは課題でした。それをオンラインで擬似的にハンズオンできるコンテンツをMICK(三國)が作ってくれたんです。そのおかげでデバイスが手元になくても、オンラインでIoT体験できるようになった。ユーザーグループとしてもやりやすくなったし、これをきっかけにIoTに飛び込んでくれる人もいます。改めて、ありがとう。

ソラコム三國:作ってみたものの、社内的には「これ、どこで使う?」という感じだったんですよ。でも、SORACOM UGがビギナーズで使おうと言ってくれて、日の目を見たんです。

藤田:お披露目会はビギナーズでしたね。

ソラコム三國:そうなんです。だから、ビギナーズを立ち上げたなつみさんには感謝しています。

大谷:お互いの需要と供給が一致したんですね。さて、コロナ禍がそろそろ開けていますが、最新の動向を教えてください。

藤田:去年くらいから各支部のリブート(再始動)をかけています。そのタイミングでイベントの共催も進めて、うまくいってるとは思います。

SORACOM UG自体がコロナ禍でオンラインに一本化したことで、どこからでも参加できるようになった一方で悩みもあって、各支部の色が薄くなってしまったんです。コロナ前には各支部を熱い想いで運営してくれていた人がいるのに、その人たちを置き去りにしているのではないかという懸念は、コアメンバー内でも気になっていたんです。

8月にクラスメソッドの新オフィスで開催されたSORACOM-UG

木澤:コロナ禍では、やはり運営と参加者の間に距離感もできていた。

藤田:だから、共催のような "エンジン" をうまく使って、リブートさせています。オンラインも続いているけど、各支部のリブートも勢いよくできています。

木澤:デバイスを使って、現地で参加者体験を高めるのであれば、やはり各支部のオフラインイベントがいいですし、SORACOMの新しいサービスを知るのであれば、オンラインで幅広くやったほうがいい。イベントの種類を、うまく使い分けてる感じですね。

大谷:支部のイベントはどんな立て付けなんですか?

木澤:基本は各支部がイベントオーナーとして企画しています。われわれも行けたら行っちゃいますが。

ソラコム松下:昨年の年次ユーザーグループイベント「SORACOM UG Explorer」では、札幌・東京・広島・四国・九州のサテライト5会場とオンラインで開催したのですが、各地のサテライト会場にソラコムの社員を送り込みました。僕が東京を担当しましたが、北海道、四国、広島、九州にはソラコムメンバーが行きました。

和田:いろんなところに社員を送りこんでくれるのはうれしいです。

藤田:参加者としても、中の人と仲良くなれるのは、けっこううれしいと思うんです。直接いろいろ聞けるし。

ソラコム松下:喜んでもらったという話は別の地域の勉強会でも聞いたので、やってよかったなあと。

藤田:Maxくんって有名人なんだって思います(笑)

ソラコム松下:えっ? そういうこと?

藤田:言うて、普通の人じゃないですか(笑)。でも、イベントで登壇すると「キャー!Maxさんだ!」ってなるんです。

ソラコム松下:皆さんのおかげで、有名人にならせていただいています!

人見知りこそ運営 コミュニティの運営は全員やるべき

大谷:今後の予定や抱負も教えてください。

木澤:運営メンバーで同じことを考えているわけではないという前提で話すと、私も和田さんもそうですが、SORACOM UGってIoTをホビーでやっている人が多くて、モノづくり工作の延長で参加している。そういう人たちの裾野を拡げ、ソラコムのファンを増やすという活動が主になると私は思います。

和田:コロナ禍明けて、久しぶりにオフラインでイベントやった楽しさもありますし、仮想ではなく、モノを使って何かをやるという楽しさを、今後とも伝えていきたい。私も運営に入ったのはコロナ禍中だったので、オフラインイベントでデバイスを使った経験がまだ浅いので、今後はもっとどんどんやっていきたいです。

大谷:なるほど。これはJAWS-UGとの違いかもしれません。SORACOM UGのIoTって基本は電子工作やメイカーズムーブメントの延長にあたるホビーですが、JAWS-UGはお仕事にもつながるコミュニティですよね。

今後の予定や抱負、藤田さんはどうですか?

藤田:SORACOM UGの運営は、今アクティブなメンバーは10人くらいです。私は運営メンバーがもっと増えたらいいなあと思っています。

SORACOM UGに限らずですが、コミュニティの運営って、みんなやるべきと思っています。運営って難しいイメージがありますが、私のようにIoTがわからなくても、技術者でなくても運営できるんです。その結果、私は会社ではないサードプレイスで、藤田なつみとして認識してもらえるようになっている。これってビジネスパーソンとして、けっこう重要なキャリアや生き方だと思っています。

SORACOM UGを運営しているとか、コミュニティに強いとか、会社名ではない自分自身の名前で覚えてもらうというのは、いいことだらけです。私、こう見えてけっこう人見知りなので、コミュニティに参加するのはハードルが高いんですが、運営だと堂々と参加できる。しかも、運営だとすでに自己紹介ができている状態で、いろんな人とつながれる。そうすると他のコミュニティに登壇の機会をもらえるとか、業界の有名人、たとえば武闘派CIOとして名をはせる某企業のCIOと仲良くできるとか、運営をやっていなければありえないことが起こる。人見知りこそ、運営に入るべきだと思います。

仕事じゃないからこそできるチャレンジ、ボランティアだからこそのポジティブな気軽さがSORACOM UGにはある。だからSORACOM UGの運営は全国民におススメしたいです(笑)。

大谷:運営になるにはどうすればいいんですか?

藤田:うずうずすればいいんです。やりたそうな顔すればいいんです。

ソラコム松下:それっぽいオーラ出してくれれば、私や運営の面々が一本釣りします(笑)。

大谷:なるほど。では、最後はイベントの告知、おねがいします。

藤田:10月21日(土)に全国イベントの「SORACOM UG Explorer 2023」が開催されるので、セーブ・ザ・デートでお願いします! 今年もオンラインと各地の会場をつないで開催します。会場でお会いしましょう。

(提供:ソラコム)

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