IoTコミュニティ「SORACOM UG」の運営&ソラコム座談会

こんな楽しいことやめられない! 「SORACOM UG」に参加すべき理由

大谷イビサ 編集●ASCII 写真●曽根田元

提供: ソラコム

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プラットフォーマーのソラコムはフラットでフェア

藤田:もう1つお話していいですか? 私、ソラコムの従業員のみなさんやカルチャーも好きで、やっぱりプラットフォーマーだから、すごくフェアなんです。このカルチャーって、SORACOM UGの運営にもきちんと引き継がれていると思います。だから、運営メンバーもフラットだし、共催する別のコミュニティとも同じような関係を築けている。

プラットフォーマーのユーザーグループだからこそ、フェアで、フラットな部分を引き継いでいる。運営メンバーはSORACOMのサービスだけじゃなくて、ソラコム自体が好きだし、ソラコムの中の人も好き。それは共通していると思います。

大谷:こんなにあけすけに好きと言える関係はすごいと思います。

和田:たとえばJAWS-UGとの共催であれば、AWSのサービスとの組み合わせになるじゃないですか。でも、SORACOMからすると、クラウドはどこでもいいですし、通知先だって、いろいろ選べます。SORACOM自体がつなぐサービスなので、つなぐ先とのコラボはやりやすいと思います。

新しいモノを試して、その使い勝手をいち早くLTで紹介している和田さん

藤田:最終的にはSORACOM使ってなくてもいいよね、という話すら出ます。「IoTって楽しいよね」というポイントさえ共通していれば、コラボ企画をやって人材交流するだけでもいいのではという話になります。そういうスタンスがあるから、他のコミュニティとのコラボでも上下関係にならないのかもしれません。

大谷:そんなコラボ企画はどんな感じで進むのでしょうか?

和田:今のところ、いっしょにやりませんか?というお声がけをいただくことの方が多いですね。最初のコラボ企画はLINE Developer Community(LINE DC)でしたが、LINE DCの方から声をかけていただきました。

藤田:kintone Caféとのコラボ企画は、私がきっかけですね(笑)。

木澤:なつみさんはSORACOM UGを起点に幅広いコミュニティで活躍しているという存在になっているので、そこで培ってきた人脈を活かした結果、共催のアイデアをいただくことが増えているので、ホントありがたいですね。

藤田:こうやってみんなが褒めてくれるんですよー。もう自己肯定感が爆上りです!

ソラコム社員だってSORACOM UGを楽しんでいる

大谷:こういうソラコムのカルチャーってどうコミュニティに移転するんですかね。

ソラコム松下:通常、コミュニティってベンダー側の方に誰かコミュニティマネージャーがいるのですが、ソラコムの場合は私をはじめ、複数の社員もやってくれているんです。そして、ソラコム側のメンバーも、どうやってコミュニティと接するかというスタンスは、一貫していると思っています。

大谷:どういうスタンスですか?

ソラコム松下:SORACOM UGから見ると、ソラコムの社員かどうかは基本関係ないというスタンスです。ほかの参加者と扱いはいっしょです。

ソラコム三國直樹(Mick)さん(以下、ソラコム三國):2019年11月のSORACOM UG Explorerは、1ヶ月前くらいに自由に参加していいよと言われたので、けっこう社員も参加しましたね。

Mickことソラコム三國直樹さん

藤田:オンラインの時も、ソラコム社員の参加者が多かった。SIMの日(4月6日)のイベントとか、たくさん来てくれましたね。

ソラコム松井基勝(Moto)さん(以下、ソラコム松井):それこそサービスローンチした直後のLT大会とか、社員の僕も登壇していますし、ほかの参加者と同じ、UGの一員として参加します。個人として「こんなのやってみた」と言いたいとか、「なんかの参考になれば」ということもあるし、サービスに対して「こうしてほしい」みたいなリクエストを受けて、それをサービスに反映するみたいなサイクルもグルグルやりたいんです。

これをやろうとすると、やはりユーザーに中に飛び込んでいく必要がある。テイクだけではなく、ギブ&テイクが重要だと思っています。

Motoことソラコム松井基勝さん

ソラコム松下:こういう部分をみんなで共有できているところが、先ほど話していたフェアさの根拠になっているのかもしれない。

ソラコム松井:ソラコムの中の人も楽しんでいるというのも、コミュニティの外に伝わっていると思います。

昔、Maxが在籍していたぷらっとホーム社がアキバに店舗を構えていたときに、店に寄ると本多のオヤジが初心者でも引け目を感じないように声をかけてくれて、仕事しているときには気づかないような新しい文化や技術について教えてくれるんです。全然堅苦しい感じじゃなくて、面白そうに語りかけてくれました。

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“本多のオヤジ”のこと ――店舗の人 本多会長――
 

木澤:私も学生時代にLinuxのインストールで困ったときに、駆け込みましたね。

ソラコム松井:個人的には、あれがユーザーが滞留するコミュニティの原点なんですよね。だから、その場にいるとやたら詳しい人がいるとか、新しい話を聞けそうとか。僕は、あの語りかけがすごく重要だと思ってます。

大谷:SORACOMはプラットフォームですけど、アキバのぷらっとホームに習っているという話ですね(笑)。

とはいえ、昔はアキバに行けば気軽に聞けたのに、もう聞けるところがない。その意味で、ユーザーコミュニティはその受け皿なのかもしれないですねえ。

ソラコム松下:そういう意味では、SORACOM UG九州の木村さんは、2週間に1回の頻度でオンラインでのもくもく会(同じく時間を共有しつつも、黙々と作業を行う会)を主催してくれています。この前、50回超えたんですよね。気軽に聞ける内容で、新しい参加者も増えているんです。

和田:もうすぐ60回らしいです。

ソラコム松井:その意味では木村のオヤジさんかもしれません(笑)。

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