IoTコミュニティ「SORACOM UG」の運営&ソラコム座談会
こんな楽しいことやめられない! 「SORACOM UG」に参加すべき理由
提供: ソラコム
Maxくんが好きすぎた SORACOM UGは推し活かも
大谷:次にいかにも異色すぎる藤田さんにSORACOM UGについて聞かせてください。
SORACOM UG 藤田なつみ(以下、藤田):私がSORACOM UGの運営メンバーになったのはMaxくんが好きすぎるという理由です(笑)。私以外の運営メンバーは自己紹介スライドに「好きなSORACOMサービス」を紹介しているのですが、私は好きなエバンジェリストは「Maxくん」と入れています(笑)。
大谷:やっぱり異色すぎますね(笑)。
藤田:でも、これには深い理由があります。
Maxくんに初めて会ったのは2019年なのですが、当時、私は某ジャパニーズトラディショナルカンパニーでIoT系の新規事業に関わっていました。大手企業って社内になんでもあるので、外とつながる必要性を感じることがなくて、SIMも、クラウドも、全部自前で調達できる。だから、社内にあるモノでデバイスを作ろうと思ったんです。
でも、そうすると、予想外に高価なIoTデバイスができるんですよ。なぜだろうと思った私はIoTでググって、たまたまMaxくんが登壇するイベントが出てきたので、参加することにしたんです。
ソラコム松下:確かAWSとソラコムの共催イベントですね。
藤田:そうそう!で、行ってみたら、よくわからないけど、すごそうな話をしてたんですよ。
ソラコム松下:それ、エバンジェリストへの評価としてはあまり高くありませんね(笑)。
藤田:でも、なんだかすごいぞ!ということは感じました。だから、登壇終了と同時に走って行って、「お友達になりたいです!」と伝えに行ったんです。そうしたら、たまたまその日の夜にSORACOM UGのイベントがあって、よかったら来ませんか?って誘ってくれたんです。
大谷:単なるナンパじゃないですか(笑)。
藤田:確かに! でも、そのときは私もキュンキュンしていたので、行っちゃったんですよ(笑)。コミュニティを知らなかったので、ビジネスカンファレンスだと思って参加したら、みんなめちゃくちゃ楽しそうに話してるし、ウェイウェイしてるし、なんだこれは!と思ったのがSORACOM UGと私の運命の出会いでした。
そこからは、Maxくんが出るイベントや展示会は漏れなくチェックし、全部といっていいほど参加して、最前列に陣取り、話を聞くというのをしばらくやっていました。
大谷:じゃあ、藤田さんにとって、SORACOM UGの活動はMaxの推し活だったんですね(笑)。
藤田:はい。推し活です。その頃くらいから、たぶんUGの中でも、何者だかわからないけど毎回来てる人がいるなと、私のことが認識されるようになったのでは?と思っています。
木澤:コロナ禍前、最後のSORACOM UG Tokyoのイベントをソラコムさんのオフィスで開催したとき、「運営に入れます」みたいなことをアンケートで書いていただけたんですよ。
藤田:「受付くらいならできます」と書いたら、木澤さんから連絡をいただいたんです。これが運営に入ったきっかけです。技術的なスキルがあるわけではないので、「多様性枠」だと思っています。
技術わからない人でもOK むしろ初心者ならではの立ち位置がある
大谷:SORACOM UGって技術系のコミュニティとしては、ずいぶん長いじゃないですか。今まで続いている理由ってなんなんでしょうか?
ソラコム松下:最初のSORACOM UGの運営メンバーって、アイレットの後藤さんとか、クラスメソッドの横田さんとか、今考えるとクラウドコミュニティの重鎮クラスに立ち上げをサポートいただいていたのですが、そこからうまく世代交代したのが長続きしていることだと思います。
藤田:運営が本当に仲がいいのと、みんながいい感じに得意なことを持っているんです。木澤さんは配信が得意だし、私は人とつなげるのが得意、和田さんはコラボ企画を作るのが得意みたいな。私のように技術がわからなくてもOKだし、それぞれ得意なところがあるので、「この人がいないとダメ」ということがないんですよね。
運営メンバーの多様性が高いので、誰か一人に負荷がかかったり、いろんな決定が誰かに集中したりといったことがない。他のコミュニティには運営まで入ったことがないのでわからないですが、SORACOM UGには懐の広さを感じています。
木澤:「もっと裾野を拡げましょう」という意見で初心者向けの「SORACOM UG ビギナーズ」が立ち上がったのは、まさに(藤田)なつみさんの功績です。いろんな意見やアイデアをそれぞれ出し合って、イベントのレベルが高まっている気がしています。
藤田:コミュニティって、よくも悪くも価値観の近い人が集まるじゃないですか。だから、私のように技術がわからない人ってわりとテック系のコミュニティには入りづらいと思うんです。私自身、他のコミュニティに参加する勇気が出ないのは、私にはハードル高いな……と感じてしまうことが大きいからです。
大谷:技術的なハードルが高いのは、わかります。JAWS-UGとか、最初に聞いたのがImmutable Infrastructureの話だったので、少し尻込みしたのを覚えています。
藤田:技術がわからないけど行ってみたら、話が合わない。では、リピートしませんよね。でも、SORACOM UGはそれがなくて、「なつみさんは、よくわからないんですね!ウェルカム!!いっしょにやりましょー」みたいなところがありました(笑)。
ソラコム松下:私は企業側として提供する側でもあるし、一方でJAWS-UGのIoT専門支部をはじめ、ほかのコミュニティに参加することもあり、いろいろ学ばせてもらっています。コミュニティって、サービスといっしょに成長していくものなんですよね。そうなると、一番最初の理念を共有する機会が減るという課題が出てきました。そこを巻き戻してくれたのが、ビギナーであるなつみさんの一番の功績だと思うんです。
しかしながら、ビギナー向けのコンテンツもカイゼンと共に成長してしまい、ビギナー向けとは異なる方向性になりがちなのですが、「毎回同じでいいんです」と言ってくれる。
藤田:「私がわかるように説明して」って言うと、「ごめん、わからないこと言っちゃいました」とちゃんと聞いてくれるんですよ。
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