パルデア地方とも異なる形の「大自然」に癒される

『ポケモン S・V ゼロの秘宝』先行体験会レポート!ミニゲームや写真撮影が楽しい

2023年09月04日 13時00分更新

文● Zenon/ASCII

『ポケモン S・V ゼロの秘宝』先行体験会レポート!ミニゲームや写真撮影が楽しい

自撮り機能が強化! 新たな衣装のじんべえ姿もかわいい!

 ポケモンが2022年11月18日に発売したシリーズ最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(Nintendo Switch)。その有料追加DLC『ゼロの秘宝』の「前編・碧の仮面」をいち早くプレイできる、メディア向け先行体験会が実施された。ここではそのレポートをお届けする。

 なお、ASCII GAMESでは『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』のプレイレビューも掲載中。こちらもあわせてチェックしてほしい。

・寄り道ばかりで60時間!『ポケモン スカーレット・バイオレット』で自分だけの旅を満喫
https://ascii.jp/elem/000/004/118/4118168/

どこか懐かしい風景が広がる「キタカミの里」

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 体験会の試遊では、学校行事「林間学校」の一環として訪れる「キタカミの里」に到着したところからスタート。周囲には田園があり、パッと見た第一印象は「日本の原風景」といった感じだった。

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段々になった田んぼ。「ヘイガニ」や「ヤンヤンマ」などが生息していて、不思議と懐かしい気持ちに……

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りんご園を散歩していると、りんごに擬態したカジッチュを発見! 新たに発見されたポケモン「カミッチュ」の存在も明らかになっている

 最初に到着する拠点は「スイリョクタウン」。そこでプレイヤーは林間学校の課題として、キタカミの里の歴史を探検するオリエンテーリングツアーへ参加することに。里に伝わる昔話が書かれた看板を探して里を探検する。

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地元民の洗礼!? 新キャラクターの姉弟「ゼイユ」「スグリ」と関わりながら物語は展開していく。姉のゼイユはやたらと勝負したがる性格のようだ(おや、誰かと気が合いそうですな)

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昔ながらの駄菓子屋をほうふつとさせる桃沢商店では、道具や着替えを購入できる

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「ともっこさま」と呼ばれているイイネイヌ、マシマシラ、キチキギスの石像を発見。「桃太郎」モチーフの昔話に思えるが果たして…?

充実の追加機能も!

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 写真関連でいくつかのアップデートが確認できた。まずは「ロトりぼう」という道具を手に入れると、より広い画角で写真撮影が可能になる。

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手で持ってる画像と「ロトりぼう」を使った画像の比較。より撮影が楽しくなること間違いなし!

 ポケモンに合図して、その場で待ってもらえる機能も追加。これにより、写真撮影のベストアングルを探すのが非常にラクになる。

 また、写真のシェア機能も追加。ユニオンサークル中に撮影した写真を、サークルのメンバーにシェアできるように。

※「ポケモンに合図」と「写真のシェア機能」は、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝』「前編・碧の仮面」が配信された時点での最新の更新データをダウンロードすることで、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』でも遊ぶことができます。

『ポケモン S・V ゼロの秘宝』先行体験会レポート!ミニゲームや写真撮影が楽しい
『ポケモン S・V ゼロの秘宝』先行体験会レポート!ミニゲームや写真撮影が楽しい

ポーズや表情も新たに追加されるとのこと。さまざまな場面で写真を撮影し、思い出を残そう!

 追加機能ではないが、キタカミの里ではポケモンセンターの建物がなく、テントのお姉さんが回復してくれるのもちょっと新鮮だった。わざマシンマシンにも「おぼえるフィルター」なるものが追加され、より便利になったように感じた。

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キタカミの里におけるポケモンセンター。「おぼえるフィルター」は、そのポケモンがおぼえられるわざだけをピックアップしてくれるフィルター機能で、むちゃくちゃ便利!

オモテ祭りでレッツ鬼退治!

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 体験会の後半では、キタカミの里のオモテ祭りに参加。りんご飴や焼きそば、アイスにお面屋といった日本のお祭りっぽい出店が並ぶなか、筆者がとくに気になったのはかき氷の屋台だった。

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実際にかき氷を買えるのだが、いちごやメロンの味のほか「ブルーアローラ」味というラインアップも。「ブルーハワイ」じゃないのが、細かいこだわりポイントなのだと感じた次第だ

 オモテ祭りでは、「鬼退治フェス」というミニゲームを遊べる。最大4人でプレイでき、初級・中級・上級の3種類があった。基本ルールはざっくり言うと以下の通りだ。

・きのみを集めて「きのみ台」へ運ぶミニゲーム
・4色のオニバルーンを割ってきのみを拾う
・対応する色の台に決められた数のきのみを乗せればクリア
・「くいしんぼうなポケモンたち」が台のきのみを食べて妨害してくることも

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伝説ポケモンの「コライドン/ミライドン」に乗って、エリアに配置されたバルーンを割りに行く。きのみを所持できる数に上限があるので、いろいろと戦略の立てがいがありそうなルールだと感じた

 体験会では3人組で中級に挑み、4人組で上級に挑ませてもらった。仲間と密な情報共有ができるなら、それぞれで拾うきのみの色を分担する作戦もアリ。声をかけあってワイワイ遊べたので、非常に盛り上がったし楽しかった(笑)

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クリアすると基礎ポイントを高められる「もち」など多数の道具をもらえる。ウワサの「まっさらもち」もここでゲットできた

 今回の体験会で遊べたのはここまで。時間にして説明込みで2時間ほどだったが、あっという間の体験だと感じた。

 有料追加DLC『ゼロの秘宝』の「前編・碧の仮面」は、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で「課外授業の宝探し」が開始していれば遊べるとのこと。

 つまり『ポケモン S・V』未クリアでもキタカミの里へ行けるので、これから『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』を買う人や、まだクリアしていない人でも慌てる必要はないことがわかった。

※登場するポケモンの強さは、ストーリーの進行に応じて変動する。

 ただし、『ゼロの秘宝』の「後編・藍の円盤」のメインストーリーを進めるには、『ポケモン S・V』のエンディング後+「前編・碧の仮面」のメインストーリーを終えている必要があるとのこと。後編は2023年冬以降に配信予定なので、それまでにはもろもろ進めておこう。

※『ポケモン S・V』や「前編・碧の仮面」をクリアしなくても、「後編・藍の円盤」のフィールドに行き、一部の遊びを楽しむことは可能。

 2023年9月13日に迫る「前編・碧の仮面」の配信開始まであと少し。新たな舞台、新たな出会い、新たな冒険へ心をときめかせつつ、配信日を待ちたい。

『ポケモン S・V ゼロの秘宝』先行体験会レポート!ミニゲームや写真撮影が楽しい

「前編・碧の仮面」の鍵となる伝説ポケモンの「オーガポン」。どんな物語がつづられるのか、今から楽しみである

 

【ゲーム情報】

タイトル:『ポケットモンスター スカーレット』/『ポケットモンスター バイオレット』
ジャンル:RPG
プラットフォーム:Nintendo Switch
発売:ポケモン
販売:任天堂
制作:ゲームフリーク
発売日:発売中(2022年11月18日)
価格:
 通常版:各6578円(パッケージ)/各6500円(ダウンロード)
 ダブルパック:1万3156円(パッケージ)/1万3000円(ダウンロード)
プレイ人数:1人(対戦/交換など:2~4人)
通信機能:ローカル通信対応/インターネット通信対応
CERO:A(全年齢対象)


DLCタイトル:『ポケットモンスター スカーレット ゼロの秘宝』/『ポケットモンスター バイオレット ゼロの秘宝』
配信日:配信中(2023年2月28日)
価格:3500円(ダウンロードのみ)
配信内容:
 着せ替えアイテム「ニューせいふくセット」
 追加ストーリー「前編・碧の仮面」(2023年9月13日予定)
 追加ストーリー「後編・藍の円盤」(2023年冬以降予定)

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