軽快なラテンの楽曲にあわせてマラカス型のコントローラーを振ってポーズを取る! 1999年にアーケードでリリースされたセガによる体感型のリズムアクションゲーム『サンバDEアミーゴ』。そのシリーズ最新作『サンバDEアミーゴ:パーティーセントラル』が、Nintendo Switch(Switch)にこの夏登場する!
ということで、本作をひと足早く体験する機会を得たので、実際にプレイした感想をお届けしよう。なお、本作の発売日は2023年8月30日。価格は通常版のパッケージ/ダウンロード版が5489円、ダウンロード専売のデジタルデラックス版が6589円となる。
ちなみに筆者の『サンバDEアミーゴ』歴は、アーケード版から。当時、テクニカルな方面に行きがちだった音楽ゲームの中で、本作はノリの良い音楽とマラカスコントローラーを振るだけで楽しめる直感的な操作で、初心者でも手軽に遊べるゲームとして人気だった。
しかも、開発がソニックチームだったというのもポイント。ソニックチームは『ソニック・ザ・ヘッジホック』をはじめセガの家庭用機で数々の名作を生み出しており、その名を聞いただけで楽しいゲームだとわかる安心感もあった。
本シリーズは、家庭用のドリームキャストとWiiでも発売。筆者はドリームキャスト版を購入して、家でも楽しんだ思い出深いタイトルの1つだ。
『サンバDEアミーゴ:パーティーセントラル』トレーラー ロングVer.
『サンバDEアミーゴ:パーティーセントラル』キャラクター紹介動画: Let’s shake with amigo!
Switch版はアーケード気分が手軽に味わえる!
そして、Switchで発売する『サンバDEアミーゴ:パーティーセントラル』。今作の最大の特徴は、追加のコントローラーを購入することなく、初めからSwitchに付属しているJoy-Conを使うだけで、手軽にアーケードさながらのプレイが楽しめること。
実際にゲームをプレイした感想を言うと、アーケードと遜色ない感覚で遊べた。アーケードからのファンは懐かしく、本作で初めて遊ぶ人は新鮮にゲームを楽しめるだろう。
初プレイ時には、チュートリアルが挿入される。ただ、チュートリアルといっても、この時はこうしましょうといった細かい操作の説明がされるわけではない。どう対応したらいいかは説明書を読んだり、プレイしたりしながら徐々に覚えていこう。
本作にはハプニングという要素があり、ルーレットの結果によって画面が変化したり、ミニゲームに挑戦したりと、バラエティーに富んだ内容になっている。
いずれもプレイを盛り上げる要素になっているので、一人でも、多人数でのプレイでもアツくなれそうだ。
ちなみに難易度は、曲ごとに「NORMAL」「HARD」「SUPER HARD」「CRAZY」の4つから選択可能。SUPER HARDまでは単純にリズムゲームの難易度が上がっていく。「CRAZY」はリズムゲームの難易度はNORMALと同じだが、スライドやポーズなど体を動かすノーツが通常より発生しやすく、体を動かすという意味で高難易度と言えるかもしれない。
プレイしていて気になったのは、ポーズなどのイベント発生後に通常の画面に戻った際、すでにリズムダマが判定の枠の近くにあったりすること。
まだ心の準備ができていない状態で対応が求められるので、ミスすることがあった。こちらはプレイして慣れるしかないだろう。
また、Joy-Conを握ったままの状態で楽曲を選ぶときの操作がちょっとやりにくかったかなと感じた。ただ、これは単純にJoy-Conを一度普通に持ち替えたり、握った状態でどこにどのボタンがあるか把握してしまえばいいだけの話なので、大きな問題ではない。
ゲームモードはシンプル! やり込める要素はアリ
ゲームモードは、「リズムゲーム」「ワールドパーティー」「ふたりでパーティー」「StreamiGo!」「リズムゲームオンライン」「ギャラリー」の6つ。
最近のゲームにしてはモード自体はシンプルだが、いずれも“マラカスを振ってリズムに乗って楽しむ”という本作の魅力を十分堪能できる。
今回、残念ながらオンラインモードの「ワールドパーティー」と「リズムゲームオンライン」を遊ぶことができなかったのが、オンラインモードで遊ぶとコスチュームを購入できる「ビーンズ」を手に入れられるとのこと。
世界中のプレイヤーとゲームを楽しめる以外にもオンラインプレイにご褒美が用意されている点は見逃せない。
シリーズファンは買って損なし!
初めての人も『サンバDEアミーゴ』の世界で盛り上がろう
『サンバDEアミーゴ』は2008年にWii版が発売されて以降、しばらく新作が発表されていなかった。15年ぶりの新作ということで、気になっているファンも多いことだろう。
過去に発売された家庭用版では、マラカスコントローラーの動きを認識するセンサーの置く位置によって反応が悪くなるといったこともあったが、今回のSwitch版ではそういったことがなかった。
また、操作の感をつかんでしまえば、椅子に座って手首を動かすだけで十分にプレイできるという横着な遊び方も。こういうプレイができるのも、家庭用ならではの魅力ではないだろうか。
本作で初めて『サンバDEアミーゴ』に触れる人はノリの良い軽快な楽曲を楽しめるし、過去作のファンは懐かしみながらアーケード気分を味わえる。さらに、ちゃんと立って身体を動かして遊べば、ちょっとしたエクササイズになりそう。
ゲームファンはもちろん、家族でゲームを楽しみたい人や最近身体が鈍っているなぁと感じているお父さんにもオススメできる1本だ。
【ゲーム情報】
タイトル:『サンバDEアミーゴ:パーティーセントラル』
ジャンル:リズムアクション
販売:セガ
プラットフォーム:Nintendo Switch
発売日:2023年8月30日
価格:
通常版:5489円(パッケージ版/ダウンロード版)
デジタルデラックス版:6589円(ダウンロード版)
プレイ人数:1~2人(オンライン時2~8人)
CERO:A(全年齢対象)
©SEGA
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