仕切り直して簡易版で
気を取り直して再び質問。「さっきまでのようにコードをhtmlファイルとして保存してブラウザで開く」方法はないですか?と聞いてみる。
そんな情けない自分にもChatGPTくんはやさしく手を差し伸べ、再びブラウザーで開くだけのコードを書いてくれた。
先程と同じようにテキストエディターに貼り付け、「henkan.html」の名前で保存してからブラウザーで開いてみた。「この日のWikipedia情報」というテキストが加わっている。
「変換」ボタンをクリックすると和暦に変換され、「55年10月2日のWikipediaページを表示」というリンクが表示されている。
「55年」?と戸惑いながらリンクをクリックすると、案の定そんなページは存在しない。
Wikipediaを調べてみると「1980年」、「10月2日」には個別ページはあるが、「1980年10月2日」という特定のページは存在しないことがわかった。
しょうがないので年号を抜いた「◯月◯日」のページにリンクしてもらうことにする。
すぐにChatGPTは修正コードを書いてくれた。「具体的かつ的確な修正依頼」が重要なのだろうな。
再びコードを保存してブラウザーで開き、年号変換を実行。今度は「11月14日の出来事を表示」と表示されているリンクをクリック。
やった!Wikipediaのページが表示された。ただしスマホ版Chromeで開くと文字化けするという問題が確認されたが本日はここまで。
なんとかブラウザーで動くプログラム的なものを作成することができたが、途中でくじけてしまったのは後悔が残る。
次回はさらにコードを書くことが簡単になるらしい話題の「コードインタープリター」プラグインを使ってみることにする。
今回の苦闘の道はChatGPTとのやりとりからどうぞ(クリックで別画面表示)。
田口和裕(たぐちかずひろ)
1969年生まれ。ウェブサイト制作会社から2003年に独立。雑誌、書籍、ウェブサイト等を中心に、ソーシャルメディア、クラウドサービス、スマートフォンなどのコンシューマー向け記事や、企業向けアプリケーションの導入事例といったエンタープライズ系記事など、IT全般を対象に幅広く執筆。2019年にはタイのチェンマイに本格移住。
新刊:7月19日発売「ChatGPT快速仕事術」、好評発売中:https://amzn.to/3r6ASOv
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