ずんぐりむっくりしたUSB ACアダプターが大多数
軽量スリムなNovaPort SLIM 65Wは異色存在
筆者は実際に自分で使う以上に、くのUSB ACアダプターの類をコレクションしている。少し感覚的だが、世界中で発売されているUSB ACアダプターの多くは、ずんぐりむっくりとした外形のモノが大半の印象だ。今回ご紹介するスリムタイプは、どちらかと言えばマイナーだ。筆者宅のここ数年のUSB ACアダプターの中では、多くても4分の1〜5分の1程度だろう。
その理由がUSB ACアダプターを構成する多くの部品の形状やデザインなのか、製造コストなのか、薄型を市場から求められていないのかは定かではない。しかし日本の市場だけを見渡してみても、圧倒的にスリムタイプはマーケットで見かけることの少ないのが現実だ。
昨今のUSB ACアダプター市場を見ると、モバイルバッテリー機能を併せ持ったようなハイブリッドタイプを除けば従来通りのトラディショナルな立方体〜直方体タイプ、そしてマイナーな薄型・レガシーなお弁当箱タイプ、機能一辺倒ではないコレクターズアイテムの3種類が存在するようなイメージだ。
今回はNovaPort SLIM 65Wと同じCIOのずんぐりタイプであり、USB ACアダプターとしては先輩格に当る「NovaPort TRIO」(65W 3ポート)と外観デザインや使い勝手を筆者の独断と偏見で比べて見た。
いずれも1gまで計測できるキッチンはかりで測ってみると、NovaPort SLIM 65Wは97g。一方、ずんぐりしたNovaPort TRIOは実測で93gとポート数が1個少ないNovaPort SLIM 65Wの方が4g重い。ついでに家族3人にそれぞれのUSB ACアダプターを目をつぶって手のひらに乗せてどちらが重いか聞いてみたところ、実測値と同様3人ともNovaPort SLIM 65Wの方が重いと答えた。
2台のUSB ACアダプターを筆者が出張などに持って行くという前提にして、Ankerの1.5mのシリコン製ケーブル(Type-C to Type-C)とAmazonの15cmショートケーブル(Type-C to Type-C)を一緒に計測したところ、163g〜168g近辺だった。筆者のメインのモバイルPCであるThinkPad X1 Nano(実測931g)と一緒に持つと総重量は1.1Kg辺りになるだろう。筆者的にはモバイルPCの持ち歩き総重量の上限値だ。

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