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ゲームに大事なのは安定性だ!安定性重視のGIGABYTE製ゲーミングPC

文●宮里圭介 編集●北村/ASCII

提供: 日本ギガバイト

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ゲーミングPCとしての性能を定番ベンチマークソフトでチェック

 これまでは各パーツについて紹介してきたが、ここではPC全体の性能をチェックしていこう。

 まずは総合性能ベンチマークの定番として、「PCMark 10」から。結果はスコアとして表示され、このスコアが高ければ高いほど高性能なPCとなる。実際のソフトを動かし、速度などからスコアが算出されるため、より体感に近い結果となるのが特徴だ。

 スコアは総合だけでなく、ブラウザー利用やリモート会議などを試す「Essentials」、オフィスソフトを実行する「Productivity」、動画や写真編集といったクリエイティブ用途の「Digital Content Creation」といったサブスコアも出してくれるため、どういった用途に強いのか、または弱いのかといったことまでわかるのが便利だ。

「PCMark 10」のスコア。総合スコアは7990と健闘

 ミドルクラスのゲーミングPCということもあり、総合スコアは7990。ハイエンドクラスの8000台にはわずかに届かなかったものの、ミドルクラスとしては好成績といえる。また、サブスコアは突出した項目はないものの、極端に低い項目もなく、性能バランスに優れた1台といえそうだ。

 続いて3Dゲームに影響の大きい、3Dグラフィックス性能を「3DMark」で見てみよう。まずは最新のDirectX 12 Ultimateに対応する「Speed Way」の結果だ。

「3DMark」から「Speed Way」。かなり重たいテストとなる

 リアルタイムレイトレーシングやグローバルイルミネーションがふんだんに使用されていることもあり、かなり重たいテストとなる。画質重視のアクションRPGなどで利用したい効果となるため、こういったジャンルが好きな人には重要なポイントだ。

 スコアは2188で、このスペックとしては平均的。とはいえやはり重たい感じはぬぐえず、より高性能なビデオカードが欲しくなるというのが素直な感想だろう。

「3DMark」から「Time Spy」。DirectX 12に対応した標準的なテストだ

 もうひとつ「Time Spy」の結果も見ておこう。解像度がWQHD(2560×1440ドット)となる重ためのテストで、現在発売されている多くのゲームが快適に動くかの参考となる。

 スコアは9287と高め。特にCPUのスコアが高く、ビデオカードの足を引っ張らない十分な性能となっているのは間違いない。これだけ性能があれば、フルHDでプレーしながら配信する、といった用途でも無理なく活躍してくれるだろう。

 これ以外にも、DirectX 11世代の「Fire Strike」や、レイトレーシングテストの「Port Royal」といったテストも用意されている。これらの結果は以下にまとめておいたので、性能比較の参考にしてほしい。

「3DMark」に用意されている主な7つのテスト結果

 もう少し、実ゲーム寄りのテストとして、「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」と「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」も試してみた。ただし、ミドルクラスのゲーミングPCとはいえ、標準設定では負荷が軽すぎる。そこで、画質はプリセットの最高のものとし、解像度は「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」はWQHD(2560×1440ドット)、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」はフルHD(1920×1080ドット)とした。

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」のスコア

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」のスコア

 まず「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」だが、軽量級のテストとなることもあってかなりスコアは高い。WQHDと高解像度にも関わらず、スコアは15165、評価は「非常に快適」となっていた。

 レポート出力機能で最低フレームレートをチェックしても61fpsとなっており、60fpsをクリア。平均も約102.1fpsと高く、これだけの描画ができていれば、非常に快適というのも納得だ。

 ちなみに4K(3940×2160ドット)にまで解像度を上げると、スコアは7273、評価は「やや快適」にまで後退する。ゲームプレイには影響しないとはいえ、最低フレームレートも28fpsにまで下がってしまうので、快適に遊びたいならWQHDまでにしておく方がよさそうだ。

 続いて、重量級となる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」だ。このベンチマークソフトはやや古いものとなるが、今でもかなり重たいテストとなるため、性能を把握するのに役立ってくれる。

 スコアは9588で、評価は「とても快適」。重量級のテストとはいえミドルクラスのゲーミングPCだけあり、快適に遊べるだけの実力があることが確認できた。なお、解像度をWQHDに上げると、スコアは6888で評価は「快適」に下がってしまった。これでも十分遊べるが、キャラクターが多数表示されるようなシーンでは重たくなってしまうだろう。

 これらの結果を見てもらうとわかるように、フルHDであればどんなゲームでも快適に遊べるだけのポテンシャルがあるのは間違いない。基本的にフルHDの高画質で楽しみ、軽めのゲームではWQHDへと解像度を上げる、といった画質設定がよさそうだ。

「GIGABYTE CONTROL CENTER」を活用する

 「AORUS GPC-04R3060I127W」を構成しているパーツのうち、マザーボード、ビデオカード、ケースがGIGABYTE製となっているため、カスタマイズツールの「GIGABYTE CONTROL CENTER」(以下、GCC)を使うと、細かな設定が可能となる。

GIGABYTE製のパーツを一括管理できるGCC

 GCCで設定できる主な項目は、ファンコントロール、電力設定などのパフォーマンスカスタマイズ、イルミネーション機能のカスタマイズの大きく3つ。これ以外に、ドライバーやツールの更新機能も備えている。

 とくに便利なのは、ドライバーやツールの更新機能。GCCに機能を追加するライブラリーの更新、チップセットドライバーの更新など、マザーボードに関するアップデートを手早く適用できる点だ。

機能やドライバーの更新を一手に引き受けてくれるのが頼もしい

 カスタマイズ機能でまず使って欲しいのは、イルミネーション設定の「RGB Fusion」だ。「AORUS GPC-04R3060I127W」はケースにイルミネーション機能が搭載されているため、光らせ方を自由に変更できるのがメリット。色を次々と変化させる「レインボーウェーブ」ではなく、オレンジ色に固定したいとか、点滅させたいといったように、色やパターンを簡単に変更できる。変更できるのはケースのフロント部と、サイド下部、そしてビデオカードだ。

「SYNC」をオンにしておくと、ケースとビデオカードの設定が同期される

 明るさの調整もできるので、通常では明るすぎるというのであれば、暗めに設定しよう。ほのかに光るPCというのも、なかなかカッコいいものだ。

 「FAN Control」は、PCの冷却性能に大きく影響する部分。とはいえ、簡易水冷CPUクーラーによる強力な冷却でCPU温度は低いまま安定しているので、あまり利用する機会はない。手動でさらなる静音化にこだわる、といった使い方はおもしろそうだ。

手動では、温度に応じて細かくファンの回転数を設定できる

 「Performance」は、CPUの倍率や電圧、電力設定をはじめ、メモリーやビデオカードの動作設定を変更できる機能。安定性重視のPCとはいえ、やはりパフォーマンスは高い方がうれしいのも事実。こういった設定をいじり、安定性を損なわないまま性能を押し上げるというのもおもしろそうだ。

 ただし、Core i7-12700はこういったカスタマイズに向かないCPUとなるため、過度な期待は禁物。あくまで、設定を変更して楽しみたい人向けの機能だと考えておこう。

CPUやメモリー、ビデオカードの動作設定を変更できる「Performance」

フルHDで快適に遊べるゲーミングPCを安定性重視で選ぶなら!

 ゲーミングPCを選ぶ基準は人それぞれで、「これがいい」と簡単に決められないのが難しいところ。手堅いパーツ選定、高負荷でも安心できる高い冷却性能を備えた「AORUS GPC-04R3060I127W」の特徴は、ズバリ安定動作。純粋にゲームを楽しみたい人にとって何より重要な部分だけに、これだけで選ぶ理由としては十分だ。もちろん3Dゲーム性能も高く、ほとんどのゲームがフルHDで快適に遊べるだけの実力がある。

「AORUS GPC-04R3060I127W」の特徴は安定動作。ゲーマーにとってはなにより大事な要素だ

 最新パーツを搭載したPCもいいが、動作実績のある、手堅いPCが欲しいというのであれば、「AORUS GPC-04R3060I127W」はいい選択肢となってくれるだろう。

(提供:日本ギガバイト)

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