流体シミュレーションとAIをハイブリッドにした流体解析ソリューション「NeumaticAI」
アラヤは6月30日、自動車の燃費向上などの要請から重要性が高まっている流体シミュレーション(CFD)において、大幅な高速化と高い信頼性を兼ね備えた流体解析ソリューション「NeumaticAI(ニューマティックエーアイ)」を提供する。
NeumaticAIは従来のCFD技術とAIをハイブリッドした技術。CFDに時間がかかるという問題があるが、近年提供されはじめているAIメインの流体解析ソリューションではCFDすべてをAIに置き換えるため大量の学習データが必要で信頼性に欠けるという問題がある。
NeumaticAIでは、CFDの一部のみをAIにより高度化しているため、高速化を実現しつつ、高い信頼性も実現。また、AIが担う部分を限定しているために、少量の学習データで高い汎化性が期待できるという。
NeumaticAIによる高速な解析と高い汎化性は、データの用意やAIの学習時間を含む総合的な設計期間を大幅に短縮することができるとしている。
同社では自動車業界の複数のメーカーへ流体シミュレーション(CFD)におけるAI活用を支援してきた実績があり、これらの経験からNeumaticAIを開発。性能値の直接予測やCFDの高速化、設計探査の効率化などが可能。
また、9月より数社限定でNeumaticAI「受託解析サービス」を低価格で提供するキャンペーンも実施する。