COMPUTEX TAIPEI 2023レポート

14GB/sは現状最速か? MSIのPCIe 5.0対応SSDが無茶しすぎ!

文●ドリル北村

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 COMPUTEX TAIPEI 2023のMSIブースには、これから発売される魅力的な製品が数多く展示されていた。そのなかに、日本の自作マニアが喜びそうなPCIe 5.0対応SSDのデモがあったので紹介しよう。

 MSIが開発中のPCIe 5.0対応SSDが「SPATIUM M570 PRO」だ。転送速度はシーケンシャルリード最大12GB/s(1万2000MB/s)、同ライト最大1GB/s(1万MB/s)と爆速。SSDを冷却するための冷却機構も巨大で、ファンレスクーラー装備とファン付きクーラーの2種類が用意されている。

 ファンレスクーラー「FROZR」搭載モデルではSSDの温度を20度下げられ、ファン付きSSDクーラー「FROZR+」搭載モデルでは30度下げられるという。ちなみに、クーラーはSSDにがっちり密着されているため、取り外そうとするとおそらくSSDが折れるとのこと。クーラーの換装は考えないほうが良さそうだ。

3本の6mm径ヒートパイプとフィンで構成されたファンレスクーラー「FROZR」を搭載するSSD「SPATIUM M570 PRO PCIe 5.0 NVMe M.2 FROZR」

ファン付きSSDクーラー「FROZR+」を搭載する「SPATIUM M570 PRO PCIe 5.0 NVMe M.2 FROZR+」。ファンはMSI独自のトルクスファン5.0を小型化したものが使用されている

ファンレスクーラーのFROZR(写真左)とファン付きクーラー「FROZR+」(写真右)の構造

マザーボードに「SPATIUM M570 PRO PCIe 5.0 NVMe M.2 FROZR+」を取り付けた様子。ご覧のとおり、PCIeスロットとの間に隙間がほとんどない。このままだと「FROZR+」がビデオカードのバックパネルに干渉する恐れがあるため、現在検証を重ねているとのこと。そのため発売時期がまだ未定なのだそうだ

「SPATIUM M570 PRO PCIe 5.0 NVMe M.2 FROZR+」の転送速度実測値。公称値はリード12GB/s、ライト10GB/sだが、MSI製品でPCパーツを揃えて最適化すると、転送速度はそれぞれ14GB/s、12GB/sにアップするという。SSD温度は42℃だった

「SPATIUM M570 PRO PCIe 5.0 NVMe M.2 FROZR」2台でRAID 0を構築した実機デモ

RAID 0のデモ機ではリード最大22GB/s、ライト最大23GB/sというスコアを叩き出していた

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