Gaia Vision、無料版の気候リスク分析プラットフォーム「Climate Vision Lite」をリリース
Gaia Vision
手軽に使える洪水・気候変動リスク分析ツールの提供により、企業の将来気候シナリオ分析や気候変動適応を後押し
気候変動リスク分析プラットフォームを提供する株式会社Gaia Vision(代表取締役:北祐樹)は、本日、Climate Visionの無料版をリリースすることを発表しました。これにより、企業は手軽に洪水リスク/気候変動影響の分析を行うことが可能になり、TCFD/ISSBなどの情報開示/将来気候シナリオ分析対応やリスクマネジメントに役立てることができます。
■Climate Vision Lite(無料版)の概要
Climate Vision Liteでは、世界中の洪水や気候変動リスクを分析することができます。現在だけでなく、将来気候変動が進んだ際の洪水リスクマップを表示することができます。これにより、製造/インフラ/物流/不動産/金融など様々な業種の企業は、長期的な気候変動に対する戦略検討に役立てることができます。自社の抱える拠点の洪水浸水リスクを定量的に理解することで、TCFD/ISSBなどのサステナビリティ情報開示/将来気候シナリオ分析、社内の災害対策検討、BCP検討並びに社内での合意形成に活用可能です。
無料版の提供は、より多くの企業に高品質な気候リスク分析ツールをご利用頂くための取り組みです。これまで多くの企業が気候変動リスクに課題感を持ちつつも、手軽に使えるツールが限られていました。本無料版の提供により、社会全体で気候変動リスクマネジメントの活動を促し、本格的な気候変動適応の取り組みに繋げていきます。
■他のサービスとの比較
従来日本国内では、国や都道府県等から想定最大規模の浸水区域を示すハザードマップが提供されてきましたが、国内の一部に留まる・将来気候変動を考慮していないなどの課題感が産業界で挙がっておりました。そこでGaia Visionではグローバル・将来気候シナリオ分析などに対応したリスク分析プラットフォームClimate Visionを展開してきました。本日リリースするClimate Vision Liteでは、解像度の制限(500m)などを設けているものの、定量的な将来気候シナリオ分析を行う第一歩として活用可能なツールとなります。
なお、有償版ではさらに高い解像度(日本では30m、海外では90m)を実現するなど、より精度の高いリスク評価を可能にしました。オプションで会社内の合意形成支援などコンサル/レポーティングも担います。費用は60万円(5拠点)~と手頃な設定としておりますので、こちらもあわせてご検討ください。
■Gaia Visionの優位性
なお、本プロダクトは、2023年3月に国土交通省から発表された「TCFD提言における物理的リスク評価の手引き」において、将来洪水ハザードマップに関するプロダクト例として紹介されています。また、Gaia Visionは、本プロダクトの土台となる独自ライセンスの高解像度地形/河川データや研究開発力を有しており、顧客に対して柔軟なサービス提供が可能であることが優位性となっております。
■Climate Vision Liteの利用方法
こちらの「新規登録」からアカウント登録し、利用可能です。
https://climate-vision-atlas.gaia-vision.co.jp/
■ Gaia Visionについて
Gaia Visionは、気候科学を専門とする東大発スタートアップです。東京大学の高精度洪水シミュレーション技術などを用いて、気候リスク分析プラットフォームClimate Visionを提供しています。国際的に気候変動リスクマネジメントや情報開示が要請される中で、容易に定量的な気候変動関連物理リスクの分析が行えるツールとして利用されています。
[会社概要]
会社名:株式会社Gaia Vision
所在地:東京都渋谷区
代表取締役:北祐樹
HP:https://www.gaia-vision.co.jp
[お問い合わせ先]
HPのコンタクトフォームからお問い合わせください。