ものづくり、環境、食、ロボット、エネルギーなど、都市の課題を解決する技術が国内外から集合

加速する自治体のスタートアップ支援の動き

「City-Tech.Tokyo」では、主催者のひとつである東京都をはじめ、いくつかの自治体がスタートアップ誘致やサポートプログラムなどの紹介をはじめとするブース出展を行なっていた。東京都では、スタートアップ支援拠点を整備し、オフィスや就業支援、融資、助成制度などを紹介。都内の市区町村や近隣の自治体との連携などもサポートするという。

　東京都大田区では、羽田エリア天空橋に設置されたインキュベーション施設「KicSpace HANEDA」の紹介や、大田区の企業との協業、共創を支援する「ユナイト助成事業」の紹介があった。

「KicSpace HANEDA」では、ビジネスマッチングやネットワーキングイベントのほか、大企業や自治体との連携、ワークスペースやアクセラレータープログラムなどスタートアップ支援を行う。

「ユナイト助成事業」では、大田区企業に試作などを依頼する際に、大田区産業振興協会が相談に乗って企業を斡旋、助成金の交付などまでをサポートするというもの。羽田空港へのアクセスのしやすさや、多くの製造業が集積しているという特性を生かした支援プログラムをアピールしていた。

　スタートアップ支援に力を入れている福岡市も出展。スタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next（fgn.）」の紹介や、九州を拠点とした地方展開、アジア向けの進出の足がかりとしてなど、立地や地域の特性を生かした活用をアピールしていた。

持続可能な価値を生み出す、東京から世界に発信するイベント「SusHi Tech Tokyo」

　オープンエリアでは、最先端のテクノロジーや魅力あるコンテンツを展示するブース「SusHi Tech Tokyo」が開催された。空飛ぶクルマやドローン、VRやNFTアートなど様々な取り組みが紹介され、通りがかった人々も含めて楽しませていた。

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