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パソコンショップSEVENの「ZEFT Z32PBA」についてインタビューを実施、ASUS市川氏も登場

デザインと機能性が融合「ROG Hyperion」採用、ASUS尽くしの最強BTOPCの魅力を聞いた

2023年04月27日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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Hyperionに一目ぼれし採用決定

──今日はよろしくお願いします。このZEFT Z32PBAの最大の特徴は、やはりケースにHyperionを採用している点でしょうか?

中嶋 孝昌氏(以下、中嶋氏):弊社では、CPUやマザーボード、ビデオカードなど、未発売の製品を採用する際は、メーカーさんや代理店さんから話を伺って、それから検討するという流れになります。ですが、Hyperionは今年の1月頃にCESの記事を見かけ、「これしかない」と思い、代理店さんを経由してASUSさんにいつ発売するのか問い合わせて採用できることとなりました。

市川 彰吾氏(以下、市川氏):Hyperionに関しまして、弊社でも異例の早さの発売となりました。おそらくですが、このHyperionは、発表から発売までが最短の製品になったと思います。

──実際にHyperionのサンプルが届いた際、触ってみたファーストインプレッションはいかがでしたか?

中嶋氏:写真では堅牢な作りのイメージがあったのですが、箱から取り出してすぐに、フロントパネルのX字のフレームが見えて、近未来的なデザインかつ、かなりしっかりした作りだなと感じました。天面には80kgまでの荷重に耐えることができるハンドルもあり、フラグシップらしく拡張性も申し分のないできでした。

フロントパネルのX字のフレームが印象的

X字のフレームから伸びるハンドルは耐荷重80kgを誇る

──パソコンショップSEVENでは「Powered By ASUS」など、ASUSの製品を積極的に採用したモデルが多いですが、このZEFT Z32PBAも、その延長線に位置付けられるモデルという形ですか?

中嶋氏:弊社では2019年頃からASUSさんのケース「ROG Strix Helios」(以下、Helios)を取り扱い、お客様には非常にご好評をいただきました。4年間扱わせていただいて、大型ケースの中では好調な売れ行きを見せています。聞いた話では、国内におけるHeliosの出荷数は、弊社がかなり多いそうです。

市川氏:そうですね。数年間とおしてHeliosの出荷数は、セブンアールさんがかなりの量に達していますね。

中嶋氏:Heliosを取り扱い始めて今年で5年目となり、当時、弊社のHelios採用モデルを購入されたお客様にも、パソコンの買い替え候補として考えていただければと、ZEFT Z32PBAをご用意しました。当時のHelios採用モデルは、CPUは第9世代Coreプロセッサーで、GPUはGeForce RTX 20シリーズでしたので、ZEFT Z32PBAはスペック的にも大幅に進化を果たしたモデルとなります。

未来感のあるデザインでROGブランドのケースとして最新規格にもしっかり対応

──Hyperionの特徴を教えてください。Heliosと大きく変わった点などがあれば、お聞かせください。

市川氏:HeliosはROGシリーズでは上から2番目の「ROG Strix」のグレードに位置する製品でした。ですが、今回のHyperionは、ROG StrixシリーズのHeliosより上位となるROGブランドの2代目のケースとなります。Heliosは弊社ではミドルタワー型という扱いだったのですが、Hyperionはフルタワーという位置付けになります。サイズ的には、Helios比で縦と横が10%ほど大きくなりまして、重量も少し増しています。弊社のケースデザインチームによると、フロントパネルにファンが並び、それが見えるものは時代に沿わないナンセンスだという話でした。それを踏まえ、フレーム剛性を損なわず、デザイン性も考慮して産まれたのが、このHyperionになります。

ケース内部の様子

──ほかに特徴として挙げられるポイントはありますか?

市川氏:さらに、このHyperionはROGに属するモデルですので、でき得るかぎり最新規格に対応しています。たとえば、USB 3.2 Gen.2x2の20Gbpsに対応したType-C端子をフロントパネルに持ってきたり、これはマザーボードの仕様にも依るのですが、ほかのUSBも最大で給電60WのPower Deliveryをサポートしていたりと、かなり高機能な製品に仕上がっています。

中嶋氏:1つ補足しておきますと、ZEFT Z32PBAでは、マザーボードに「ROG Strix Z790-F GAMING WIFI」を採用していますので、フロントパネルの給電は30Wとなります。

フロントパネルにはUSB 3.0(Type-A)が4基、USB 3.2 Gen.2x2 Type-Cが2基の計6基を装備

市川氏:さらに、ケースにはファンハブ機能を持ったサブ基板が搭載されていまして、8台のARGB対応のLEDや6台のファンを接続して、一括制御が行なえます。Heliosでもサブ基板は用意されていましたが、ファンしか接続できなかったので、ARGBに対応した点はHyperionで変わった点といえるでしょう。あとユニークなところとしましては、電源ユニットのシュラウドのフロントパネル側には、ドライバーとネジ箱を収納することが可能になっています。そのほか、ケーブルハウジングがかなり広くなりましたので、マネジメントしやすくなった点、それに加えてメンテナンス性が良好な点もHyperionの特徴といえます。

マザーボードベースの裏面に配置されたハブ基板。ARGBデバイスを8基、ファンを6基接続可能だ

ケース内部にはネジとドライバーを収納するボックスも用意されている

マザーボードベース裏面の様子

ケーブルはかなりキレイにまとまっている

──ケース内部のロゴが光っているのもいいですね。

市川氏:ケース内部の側面に搭載されたこのROGロゴのパネルは取り外しが可能で、そこに2.5インチドライブやファン、それにラジエーターなどが搭載可能なフレシキブルなデザインとなっています。さらに、取り外したパネルは、microUSBで接続し、LEDを光らせながら机の上に飾ることもできます。

真重 翔氏(以下、真重氏):このパネルはグラデーションとなって点灯するのですが、実際に使ってみると、非常に興味深くて、ASUSファンの方でしたらケースから出して使ってみるのもおもしろいと思います。

中嶋氏:Hyperionには、意外とHeliosらしさを垣間見える箇所もあり、弊社の組み立てチームの話では、これまでのノウハウが活かしやすく扱いやすいケースと好評でした。

筐体の奥には「REPUBLIC OF GAMERS」と記されたパネルが配置されている。このパネルは取り外して飾ることも可能だ

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