スマートティーポッド「teploティーポット プロ」法人向けサービス開始
株式会社LOAD&ROADは2023年4月13日、「teploティーポット」の新型モデルとなる「teploティーポット プロ」の法人向けサービスを開始。あわせて、家庭用としての展開に向けた開発も開始した。
LOAD&ROADは2020年8月に、独自の抽出技術と飲み手に合わせたお茶をいれる「パーソナライズ抽出機能」を実現したスマートティーポッド「teploティーポット」を販売した。家庭用としての利用を想定し販売を開始したが、業務目的での使用を希望する声が多く、今回、業務用ニーズに応える機能を備えた新型モデル「teploティーポット プロ」を開発し、法人向けサービスの提供を開始した。
「teploティーポット」では、お茶のプロが急須でお茶をいれる際の動作が回転動作であることに着目し、回転しながら抽出することでプロが淹れるお茶の味を再現する抽出技術を採用した。新型モデルでもこの抽出方式を引き継いだ。
「パーソナライズ抽出機能」は、本体に内蔵するセンサーで脈拍、指の温度、室温、湿度、照度を計測。飲み手の気分や状態、周辺環境を解析し、独自のアルゴリズムで抽出温度と時間を導き出して、飲み手に最適なお茶をいれる機能。たとえば、朝に眠気が残る人には基準より高温で長めに抽出することで苦味とカフェイン量を多めのお茶にするなど、抽出条件を調整することで、同じ茶葉でも異なる味わいや香り、カフェイン量のお茶をいれられる。
「teploティーポット プロ」では、本体のベース部に液晶画面を搭載。従来機では本体とアプリをBluetooth接続してお茶の抽出設定を行っていたが、アプリを使用せず抽出できるようになった。「teploティーポット プロ」の本体には緑茶、紅茶、ハーブティーなど9種類の抽出条件がプリセットされており、アプリを使用しなくても、茶種ごとのスタンダードな条件で抽出できる。「パーソナライズ抽出機能」を使用する際や、抽出条件をマニュアル設定する際には、アプリを使用する。
また、熱源を従来のシースヒーターからIHに変更することで、ガラスポッドからコネクターなどの電気部品を取り除いた。加えて、初期モデルではガラスポッド内部に温度センサーを搭載して水温を制御していたが、ベース部のアームに非接触温度計を設置。これにより、水洗いが不要なベース部を除いて全パーツが食洗機での洗浄に対応し、メンテナンス性が向上した。
ガラスポッドは大(700ml)と小(350ml)の2サイズ。ベースのアーム部分に上下二つの差し込み穴を設けることにより、抽出容量に応じてインフューザーの差し込み口とガラスポットの大きさを変えることで、1台で2サイズの抽出に対応した。