第13世代Core i9とGeForce RTX 4070を搭載
GIGABYTE「AORUS 15X」はノートなのにゲームも画像生成も驚くほど快適
インターフェースは両サイドとリアに搭載
使い勝手に影響するUSBポートは、USB 3.2 Gen2 Type-A×2、Thunderbolt 4(USB Type-C)×1と、残念ながら多くない。ただ、ACアダプター端子や、出力端子、有線LANポートはケーブルが邪魔にならないリアに備わっているのが、うれしいところだ。
「AORUS 15X ASF-B3JP654JP」の実力はいかに
ここからは「AORUS 15X ASF-B3JP654JP」の日常使いから、クリエイティブ、ゲーミングのパフォーマンスを確認していこう。なお、「GIGABYTE Control Center(GCC)」の「General」からはファンが常に最大で回転する「ターボモード」など、5つの動作モードを選べるが、ここではモードを選択しないデフォルト状態でテストしている。
まずはCPUの性能を測る「CINEBENCH R23」の結果からみていこう。ノートPCでは、冷却性能でスコアが大きく変わってくるテストではあるが、「AORUS 15X ASF-B3JP654JP」は、デフォルトでもマルチコア18506pts、シングルコア2031ptsと優秀。
ちなみにファンが最大回転する「ターボモード」時は、「CINEBENCH R23」のマルチコアが23000台に達することもあった。ただ、このあと行なったPC全体のパフォーマンスをみる「PCMark 10」などでは、逆にスコアーがダウンする傾向にあった。
「PCMark 10」のスコアは、7935ポイントと、少し前のデスクトップPCと並ぶスコアになっている。日常からビジネスワーク、軽いクリエイティブ用途で不満に感じることは少ないだろう。
続いては、実際にアプリケーションを使って、その性能を測る「UL Procyon」を利用していこう。ベンチマークは、「Microsoft Office」の性能を測る「UL Procyon Office Productivity Benchmark」と、写真編集アプリケーションの「Adobe Photoshop」と「Adobe Lightroom Classic」の性能を測る「UL Procyon Photo Editing Benchmark」を実行した。
「UL Procyon Office Productivity Benchmark」の総合スコアとなる「Office Productivity score」は、6725と「Microsoft Office」を快適に使えるスコアを記録している。Word、Excelといったアプリごとのスコアも優秀だ。
続けて実行した「UL Procyon Photo Editing Benchmark」のスコアも、8518ポイントと、「PCMark 10」などと同じく前世代CPUのデスクトップPCに迫るスコアになっている。