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Silent-Master NEO Z790/D5をレビュー

検証の果てにたどり着いた静音PCの完成形、13700K&RTX 4070 Tiでもめっちゃ静か

2023年04月08日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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高遮音PCケース、Silencio S600を採用

 ファンにこだわり、エアフローを高める裏配線を徹底する。これは騒音そのものを減らすための工夫だ。そして、静音性に優れたPCケース「Silencio S600」を採用することで、さらに耳に届く騒音を低減している。

 そもそもPCの動作音はPCケースの吸排気口から聞こえる場合が多い。排気口は背面にあるため大きな問題になることは少ないが、前面の吸気口はユーザーとの距離が近いのでうるさく感じやすい。

 Silencio S600は前面から漏れる騒音を減らすため、フロントパネル内側に吸音材を装着。フロントパネル左右と下の隙間から吸気することで、前面の音漏れを最小限に抑えている。

前面に騒音が漏れないよう、フロントパネルに吸音材が使われている

 また、サイドパネルからの音漏れやビビリ音対策として、遮音材が貼られている点も特徴の1つ。指で叩いてみるとわかるが、一般的なPCケースであれば「カンカン」といった高い音がすることが多い。対して、Silencio S600のサイドパネルは「ゴツゴツ」という鈍い音。内部からの騒音が響かず、振動に強く、しっかりと遮音してくれている証拠だ。

サイドパネルの遮音材。複数の遮音材が複合的に使われている

 ちなみに、Silencio S600のフロントカバーは通常は右開きだが、左開きにも変更できるリバーシブルシステム。壁際など、設置スペースの都合が悪ければ調整できるので、設置自由度は高いと言えるだろう。

蝶番のパーツを付け替えることで扉が開く方向を変えられる

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