セブン-イレブンの弁当・惣菜製造するメーカー139工場が、品質管理業務のデジタル化にカミナシを導入
株式会社カミナシ
セブン-イレブン、日本デリカフーズ協同組合とともに、安全・安心な商品の提供に向けて取り組みを推進
現場DXプラットフォーム『カミナシ』を提供する株式会社カミナシ(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO 諸岡 裕人、以下「カミナシ」)は、株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:永松文彦、以下「セブン-イレブン」)の弁当・惣菜を製造するメーカー各社の工場に、『カミナシ』が導入されたことを発表します。 セブン-イレブンと製造メーカー各社が加盟する日本デリカフーズ協同組合(以下「NDF」)、カミナシの3社は、品質管理活動におけるデジタル化推進を目的に2020年4月より連携を開始。現在までに139工場が『カミナシ』を導入し、品質管理業務の効率化と管理状況の可視化を実現しています。
■背景と目的
セブン-イレブンは国内に2万1402店舗(2023年2月末時点)を展開し、人々の暮らしに欠かせない「近くて便利」なお店としてのインフラ機能を果たしています。主力商品である弁当・惣菜・サンドイッチなどオリジナルのフレッシュフード(日配品)は、セブン-イレブンが提携する全国の製造メーカー63社・176工場によって日々、製造・提供されており、その鮮度の短さから、製造から提供まで高レベルの衛生・品質管理が求められています。セブン-イレブンでは、工場の衛生・品質管理レベルの向上を目的に設立された日本デリカフーズ協同組合(NDF)とともに、製造メーカー各社への食品安全マネジメント規格(JFS規格)取得の推進や独自に設定した安全基準を設け、NDFおよび製造メーカー各社と連携しながら徹底した品質管理を行ってきました。
しかし、多くの製造メーカーでは、衛生・品質管理にまつわる記録は紙帳票を用いて行われ、記録の形骸化や回収、保管などの業務負荷が課題となっていました。さらに、セブン-イレブンでは全国の工場の情報を把握するまで非常に時間を要していたことから、ITツール活用による品質管理状況の可視化や現場の生産性向上を目的に、『カミナシ』を推奨ツールとする指針を策定。NDFと協働して製造メーカー各社へ『カミナシ』の導入を推進することとなりました。
■推奨理由
ノーコードで現場主導での導入が可能
セブン-イレブンにとって製造メーカーは独立した取引先のため、ITツールの導入は各社で行う必要がありました。さらに、製造メーカーには専任のIT担当者がいない場合も多く、現場担当者自ら導入できるツールを中心に選定。『カミナシ』は、プログラミング知識が不要で、マウスのドラッグ&ドロップだけで設定ができるノーコードツールである点が評価されました。
■活用効果
品質管理状況の可視化による衛生・品質管理レベルの向上
『カミナシ』の導入により、品質管理業務の実行状況が可視化されたことで、工場全体の品質管理状況を把握できるようになり、衛生・品質管理レベルの向上につながっています。具体的には、『カミナシ』上でのスケジュール設定により、点検・記録漏れの予防が可能になりました。また、逸脱があった場合は、アラート機能により工場管理者にリアルタイムで通知されるようになりました。これによりミスや異常を迅速に把握することで工場全体の衛生管理レベルが向上しています。
デジタル化による現場の生産性向上
『カミナシ』導入後、工場では紙帳票の印刷や回収、保管の時間、工場内の各所へ出向いて紙帳票を確認する必要がなくなり、工場管理者の作業時間が短縮されました。
また、『カミナシ』導入時に業務フローを見直すことによって、従業員の業務効率化への意識が向上するとともに、導入を担当した社員は「デジタル推進人材」へのスキルアップを実現しています。
さらに、従業員の多国籍化が進む工場では『カミナシ』の多言語翻訳機能を活用することで、外国人従業員も母国語による作業手順の確認や記録が可能になり、活躍の場が広がる効果が見えています。
■今後の展望
今後もカミナシは、セブン-イレブン、NDFとともに、製造メーカー各社の現場DXを推進すべく協働してまいります。セブン-イレブンおよびNDFは、今後も『カミナシ』をはじめ、さまざまなITソリューションを活用することで、製造現場だけではなくサプライチェーン全体のデジタル化に取り組む方針です。
■事例詳細
カミナシがもたらした品質管理の業務改革 フレッシュフードのさらなる「安全・安心」へ
https://kaminashi.jp/case/sej
■株式会社セブン-イレブン・ジャパンについて
名称:株式会社セブン-イレブン・ジャパン
代表者:代表取締役社長 永松 文彦
設立:1973年11月
事業内容:国内コンビニエンスストア事業
従業員数:8,930人(2022年2月末時点)
URL:https://www.sej.co.jp/
■現場DXプラットフォーム『カミナシ』について
『カミナシ』は、工場や店舗で使われている紙の帳票をノーコードでデジタル化する現場DXプラットフォームです。これまで紙やExcelで行っていた手書き情報のデータ化から集計、報告などの作業を業務アプリにすることで、作業の標準化やチェックデータのリアルタイムな一元管理を実現。
製造や飲食、小売、物流など、業界問わず7,000箇所以上の現場のDXに寄与しています。利用料金は月額60,000円(税別/10アカウント)から。
https://kaminashi.jp/
■株式会社カミナシについて
名称:株式会社カミナシ
所在地:東京都千代田区神田鍛冶町3-7 神田カドウチビル3F
代表者:代表取締役CEO 諸岡 裕人
設立:2016年12月
事業内容:現場DXプラットフォーム『カミナシ』の開発及び提供
URL:https://corp.kaminashi.jp