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G-Master Velox II Intel Editionをレビュー

厳選PCパーツの鉄板ゲーミングPC、13900&RTX 4070 Ti構成なら4K高画質でも怖くない

2023年04月05日 10時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

提供: サイコム

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4Kでもどんとこいのゲーミング性能

 ゲーミングPCで最も気になる3D描画性能もチェックしよう。とはいえ、ビデオカードのGPUは最新世代のGeForce RTX 4070 Tiと、かなり高性能なので性能面での不安はない。

GPUはAda Lovelace世代のアッパーミドルとなる、GeForce RTX 4070 Ti

 そこで、純粋な3Dグラフィックス性能ベンチマークソフトとして「3DMark」、ゲームのデータを用いたベンチマークソフトとして「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」(以下、FF14ベンチマーク)と「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(以下、FF15ベンチマーク)を試してみよう。

 まずは「3DMark」から。複数のテストがあるが、まずはDirectX 12ベースの「Time Spy」の結果から見ていこう。テスト解像度はWQHD(2560×1440ドット)とやや重ためで、イマドキのゲームを前提にした性能を考えるなら、参考になるテストだ。

3DMark Time Spyの結果

 20918スコアーとかなり高く、「さすがCore i9-13900とGeForce RTX 4070 Tiの最新高性能コンビ!」といった結果。これだけ高性能であれば、重量級のゲームでもWQHDどころか4Kで遊べるだろう。

 続いて、DirectX 11ベースの「Fire Strike」テストの結果も見てみよう。こちらは解像度がフルHDと、Time Spyよりも負荷は軽めだ。

3DMark Fire Strikeの結果

 こちらも35372スコアーとかなりの好成績。スペックを考慮すればもう少し伸びても不思議ではないが、すでに十分過ぎる性能が示せている。

 最新のDirectX 12 Ultimateに対応した「Speed Way」テストの結果も見ておこう。グローバルイルミネーションやレイトレーシングなどを使っているため、エントリークラス以下のビデオカードでは画面がガクガクしてしまい、まともな結果にならないほどの重たいテストだ。

3DMark Speed Wayの結果

 5399スコアーと結果は良好で、描画はかなり滑らかだった。前世代で言えば、GeForce RTX 3080 Tiを超えるレベルで、DirectX 12 Ultimate対応ゲームをしっかり遊べる実力がある。

 もう少しゲーム寄りのテストも試してみよう。実際のゲームデータを使ったFF14ベンチマークとFF15ベンチマークだ。前者が軽量級MMORPGで、後者が重量級アクションゲームのテストになる。

 とはいえ、Core i9-13900とGeForce RTX 4070 Tiの組み合わせであれば、余裕で快適に遊べるレベルであることは容易に想像がつく。そのため、解像度はどちらも4Kに上げ、画質設定もプリセットの最も上を選んでテストした。

FF14ベンチマークの結果

 FF14ベンチマークは余裕で、16497スコアーで評価も「非常に快適」と文句なし。レポート出力機能でフレームレートをチェックしても、最低フレームレートですら79fpsと高い。「非常に快適」評価は文字通りの意味で受け取っていいだろう。

FF15ベンチマークの結果

 FF15ベンチマークは8852スコアーで、評価は「快適」と最高評価とはいかなかった。とはいえ、快適に遊べるレベルということで、4Kの高品質設定でこれだけの成績が出せれば十分だろう。

 総じて、今回の構成ならWQHD~4Kで多くのゲームを高画質設定でプレイできるだけの実力があると言って間違いなさそうだ。

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