ポメラ DM250と外界とのやり取りではGoogleドライブやOneDrive、Dropboxなどのクラウド系でアクセスするのは超ストレスだ。思い切り昭和だが「PCリンク」機能でUSBケーブル接続が努力不要で一番簡単だ。ポメラのスクショも内蔵SDカードに蓄積できる。有線接続ならパソコンからSDカードの読み書きもできる
パソコンとポメラをUSBケーブルで有線接続
「PCリンク」が一番ストレスが少なく確実だった
そしてさまざまな外部デバイスとの文書共有にトライしてみると、ことポメラに関しては「PCリンク」と名付けられたパソコンとポメラをUSBケーブルで有線接続し、パソコンからポメラをUSBドライブとして見る手段が、一番ストレスが少なく確実な方法だと悟ってしまう。前述のアプリ接続と同じくUSB有線接続の間は、ポメラは一切の操作が不可能となる。ただしパソコン側からは、極めて見慣れたエクスプローラー感覚で、ファイルの移動やコピー削除などが気持ちよいほど簡単にできる。やっぱりWindowsは素晴らしい。
それほど興味があった訳ではないが、最後に残ったBluetoothキーボードという機能も試してみた。読んで字のごとく、これはポメラをスマホなどのほかのデバイスの外部キーボードとしてBluetooth接続して使用する仕組みだ。今回はGalaxy Z Fold4を使用した。ペアリングはごく一般的で即接続できた。
実際に、折りたたみ画面を開いた状態のGalaxy Z Fold4でJota+エディターを起動して、ポメラのキーボードで作業すると極めて快適だ。これなら情報共有のクラウド環境も、最前線のスマホと同じで極めてまともだ。しかし両者の総重量900gは、誰でも即時にウエルカムできる重さではなさそうだ。
演出家でも脚本家でもブロガーでもない筆者が、原稿書き用デバイスとしてポメラを本気で活用するなら、事前に原稿内で参照する写真のサムネイルファイルの印刷物を、原稿入力時に並列して見ることができるようにプリントアウトして、ポメラと一緒に持ち歩くことが必要になるだろう。もちろん、スマホでクラウド上に保管した写真ファイルを表示しながらでも大丈夫だ。
ポメラDM100、DM200、DM250とずっとポメラを買い続けてきたが、ことクラウド対応に関してはことごとくその期待を裏切られてきた。しかし、どうもこれは期待する方が間違っているようだ。元々ポメラはその世界を期待する人とは異なる、レガシーでクローズなユーザー層をターゲットにしているらしい。やっと今ごろになって、筆者にもそのことが理解できるようになってきた。
とは言え、今回のポメラの型番がDM250なんていう中途半端な番号ゆえ、筆者の期待は次期DM300にすでに向けられている。その時は仕組みはおもしろいが、Gmailのコバンザメアップロードやポメラの閉じた世界だけを対象とした「アプリ接続」のようなファイル共有・交換ではなく、Freewrite Travelerのようなナチュラルなクラウド対応を期待したい。8000台より減りそうなDM300では期待薄だが、それでも期待したい。
さて、そろそろこの原稿をアップロード機能を使いGmail本文としてパソコンに送って、最後の仕上げをして入稿しよう。でもやっぱり「クラウドでとびてえな〜」と思って、ポメラ DM250の裏側におまじないのステッカーを貼り付けた。

今回の衝動買い
・アイテム:キングジム「ポメラ DM250」
・購入:ヨドバシカメラ マルチメディア上野
・価格:4万5630円
T教授
日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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