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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第812回

ご飯が主役の「会席」も

「象印食堂」東京にオープン! 高級炊飯器「炎舞炊き」で炊いたご飯をおかわり自由で食べ比べ

2023年02月07日 14時40分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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高級炊飯ジャーの味、試してみたくないですか?

 ごきげんよう、みなさん「お米」好きですよね。わたしはばっちり米派で、朝はもちろんパンではなくご飯。お酒の〆に丼飯をドカ食いすることも。

 さて、米好きとしては気になるのはハイスペックな炊飯ジャーではないでしょうか。はたして高価な炊飯ジャーで炊いたご飯っておいしいの?

 そこで象印食堂にゴー!

東京・KITTE丸の内に「象印食堂」がオープン

「象印食堂 東京店」2月7日に常設オープン

 象印マホービンの高級炊飯ジャー「炎舞炊き」で炊き上げたご飯を存分に楽しめる「象印食堂」が東京・KITTE丸の内5階に常設店としてオープンしました。

よくみると炊飯ジャーがズラリ……。わかりますか?

 炎舞炊きとは、かまどで炊いたおいしさの再現を目指した象印の圧力IH炊飯ジャーブランド。底IHヒーターの構造により“炎のゆらぎ”のように、お米を激しく舞い上げて炊くのが特徴。全121通りの食感で好みのやわらかさに炊き分けることもできます。象印食堂では、釜内に激しい対流を生み出すことに成功した「3DローテーションIH」搭載の最新機種「NW-FA型」を設備。

もちろん中にも炊飯ジャーがズラリ。家庭用炊飯ジャーを業務用に使うわけですから、オペレーションには苦労したそうです

 なお、炎舞炊きNW-FA型は5.5合炊きのもので実売価格10万8000円前後(2023年2月)。なるほど、買う時にはしっかりと検討しておきたい価格ですよね。

炎舞炊き NW-FA型(5.5合炊きは実売10万8000円前後)

 この炎舞炊きご飯を食べられる象印食堂は、大阪・なんばスカイオの「象印食堂 大阪本店」に続く全国2店舗目。新店舗の「象印食堂 東京店」では、大阪本店にはない東京店限定のメニューを用意しています。

東京駅限定メニュー「みやび会席」を食べてきた!

 ランチ予約限定「みやび会席」の一部を試食してきました!

【ランチ 予約限定】みやび会席 3980円

 みやび会席は東京駅限定メニュー。アフターヌーンティーのようなスタンドで提供されて見た目にも華やぎます。

 炎舞炊きご飯3種類と共に和食中心の会席料理を味わえるのが魅力のこのメニュー。今回のご飯は、「白米(ふつう)」「白米(しゃっきり)」「健康応援米」でした。なお、炊き分けや、健康応援米は時期ごとに変わるようです。

3種の炎舞炊きご飯を用意しています(炊き分けは時期によって異なる)

 使用しているお米は、炎舞炊きに合うように選んだという「さがびより」と「つや姫」のブレンド米。配合は社外秘だそうですが、こだわりぬいたブランドだそうですよ。楽しみ……!

 試食は、スタンドではなくお盆で提供されましたが、こんな感じでした。 

みやび会席の上段の一部。創作お造り、まぐろの木の芽醤油漬け、真鯛の松皮造り 土佐酢ジュレ、帆立のマリネ サワークリームソース、桜鱒の刺身 わさびぬたソースなど

中段の一部。そら豆のすり流し、ひじきと長芋の梅和え、桜えびと筍のかき揚げ、いかと菜花のからし和え、鴨とよもぎ麩の炊き合わせなど

そしてご飯のお供と3種のご飯を味わってきました! 正式なメニューには、黒毛和牛のステーキがメインでつきます

 さっそくご飯を食べ比べてみると、2種類の白米は、食感の違いでまったく違った印象に。まるで、お米の品種が違うみたい!

ふつう炊き(象印が理想だと考える基準)は、粒立ちがよくおかずとの相性良し

しゃっきり炊きは、噛みしめる度に甘みが出てきます

 ふつうの炊き上げのもの、つまり、象印が理想だと考える基準の炊き上げの白米は、あっさりとしておかずと合わせた時に活きてきます。しゃきりの炊き上げのものは、甘みが濃く感じられ、梅干しなどシンプルな付け合わせでかっこんでご飯そのものをしっかり味わいたくなりました。

栄養成分が高い健康応援米も楽しめます

 健康応援米は、今回は胚芽周辺の栄養成分を残した「金賞健康米」だそうで、少し色味がありますが、雑穀のような独特な香りはほとんどありません。

 ご飯は、最初に少量盛られていますが、おかわりも自由!

 試食でいただいたみやび会席は一部でメニューではありますが、「まぐろの木の芽醤油漬け」「真鯛の松皮造り」など手の込んだものが多く、味付けはご飯に勝たないように繊細で上品。また、一品一品が少量なので、品目が多く満足感あるのに、おかずでお腹がいっぱいになりすぎずご飯をたくさん食べられます。ご飯を中心におかずを楽しみにたい人にとって贅沢な内容ですね!

象印ならではのアイテムも

左は、ごますり器なんです

 象印食堂では、お茶の提供は象印のステンレスタンブラー。卓上には象印の「ごますり器」があって自由に試せるのもおもしろいところ。

すりごまはデザートのアイスにかけると風味が増すとか。もちろん、ご飯にかけてもオーケー

 こんな卓上ごますり器が家庭でもあったら便利ですよね。

ランチ、ディナー両方で炎舞炊きご飯を楽しむメニュー

 ディナー予約限定「炎舞会席」では、来店時間にあわせて“炊き立てごはん”を用意してくれます。

【ディナー 予約限定】炎舞炊き会席 6980円(飲み放題付き8000円)

炎舞会席は炊き立てのご飯で提供

 炎舞会席は前日までの予約が必要。リッチな内容ですが、炊きたてのおいしいご飯を食べたいならチェック!

 他にも、好きなごはん2種類を食べ比べできる「象印御膳」(鯛茶漬け付)は、大阪本店で人気メニューだそう。また、テイクアウト用にお弁当もありますよ。以下、メニュー例です。

【ランチ】象印御膳(鯛茶漬け付き)1980円 主菜は選べます

【ランチ】わらべ御膳 1080円

【ランチ 予約限定】華ごころ御膳 3280円

【ディナー】和食御膳 3280円

【ディナー 予約限定】春姫会席 4580円(飲み放題付き5500円)

テイクアウトメニューのイメージ

 まだまだメニューを揃えていますが、詳しくは公式サイトから確認してみてください。

東京駅を見下ろしながら……!

 カウンター席からは、東京駅の煉瓦造りの建物を間近から眺めることができます。KITTE丸の内って東京駅に隣接しているからめちゃくちゃ絶景スポットなんです。夜景もキレイだろうな~。

 象印食堂は、日常づかいにはちょっと値段が張ると感じましたが、お米好きとしては大、大、大満足。ご飯って家で炊いたのもおいしいけれど、炊き分けしたものを味わってみると、奥深い魅力を発見できます。炊き方によってこんなに味が違うんだ、と感動もの!

 どのメニューも基本的におかわり自由なので、ついついたくさん食べてしまいそうですが、おかわりが少量からお願いできるのもうれしいポイント。また、ご飯がおいしいのはもちろんですが、ご飯に合わせるおかずもひとつひとつ絶品でした! ご飯ってやっぱりおかずと合わせて楽しみたいじゃないですか。和食のメニューが多いので、家でのご飯のおかずの参考にもなりそうです。

 もちろん、アルコールメニューも多数用意されていますよ。写真には納めそびれましたが、ビール、サワーは当然、おもしろいころだと、大阪が一号店だからか「箕輪ビール ヴァイツェン」(880円)といったクラフトビールもあります。また、日本酒は「東北うまい酒3種飲み比べ」(1280円)で、あたごのまつ(宮城県)、雪の茅舎(山形)、楯野川(秋田)を飲み比べできます。飯のお共は日本酒にもばっちり合うことでしょう!!

 お米好きな人のお米会席に!

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店舗名:象印食堂 東京店
住所:東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー KITTE丸の内5階
営業時間:11時~22時を予定(ランチ 11時~15時、ディナー 17時~22時)
公式サイト:https://www.zojirushisyokudo.com/

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ナベコ

酒好きライター、編集者。酒活動しています。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に参戦するなど。ホットカーペットが気持ちよすぎて床で寝おちして朝陽で気が付く日々。せっかく年始におろしたパジャマを着ないと……。
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