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AI自動運転機能を搭載した「THE 1st TURING CAR」販売

 完全自動運転車両の開発、販売を行うTURING(チューリング)株式会社は2023年1月20日、自社開発のAI自動運転システムと、オリジナルエンブレムを搭載した「THE 1st TURING CAR」を「1台限定」で販売すると発表した(購入問い合わせが多数につき、1月25日に購入問い合わせフォームを停止)。

「THE 1st TURING CAR」はレクサスRX450hをベース車両に、チューリングが自社開発したAI自動運転システムと、オリジナルエンブレムを搭載。チューリングとして初めて一般販売する製品だ。

 従来の自動運転、運転支援技術は、多様なセンサーや周辺領域の高精度3次元データなどを活用し、動きを制御するという手法がほとんどであった。一方、チューリングのAI自動運転機能は「人間が目で見たものを頭で判断して運転する」のと同様に、特殊なセンサーなどを使用せず、フロントガラスに取り付けられたカメラで読み込んだ画像データを活用し、白線や前走車をAIが検知、判断して、車両を操作する。

 チューリングは将来的に走行エリアや条件の制約がなく、車両操作の全てをシステムが主体となって行う「完全自動運転」の実現を目指しているが、今回のAI自動運転機能については、あくまでドライバーが主体で、システムは運転を支援する役割にとどまるとしている。

 チューリングは自動運転システムをつくる会社ではなく、車両開発まで含めた「完成車メーカー」になることを目指している。2025年に100台、2030年には1万台の生産と販売をマイルストーンにおき、「THE 1st TURING CAR」は第一歩となる製品。

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