ユビキタスAI、製造現場のAI学習サイクルを自動化する「AIC Compact」提供開始
株式会社ユビキタスAIは2023年1月17日、株式会社AIBODが開発提供する「AIC Compact」の提供を開始したことを発表した。「AIC Compact」は製造現場でAIを使用する上で必要なAI学習、AIサイズ圧縮、運用サイクルの自動化を行うMLOps(機械学習の開発、実装、運用、管理を行う手法)ツール。製品形態は年額と、月額サブスクリプションライセンス(クラウド版・オンプレミス版)で、利用料は個別見積り。
圧縮されたAIは、産業用PCや組込みボードなどで動作するため、従来のAIで必要だったハイスペックPCが不要で、低コストでのAI運用を実現する。現場での学習データをフィードバックして再学習するというフローを自動化し、AI管理の手間を削減。AIの技術者ではない現場担当者でもAIの管理と運用が可能になる。
既存の業務フローを大きく変えずにAI学習と運用サイクルを自動化できるため、AI導入にあたってのハードルが下がるという。
適用例として、「製造現場における目視検査の自動化」では、「AIC Compact」で日々集積されるデータによって最適化されたAIモデルを運用し、検出精度の高いAIの活用と省人化を実現する。また、「AIC Compact」を使って圧縮されたAIモデルは低スペックのエッジデバイス上で実装、推論できるため、低コストでエッジAIの開発、運用ができるとしている。
機能拡張にも柔軟性があり、オープンソースツールの追加インテグレーションによる運用性の向上が可能だ。