このページの本文へ

京都大学・プラットフォーム学連続セミナーVol.17「スマート水産業とプラットフォーム学」

水産業が成長産業になるための道筋を注目のスマート水産業スタートアップ代表、KDDI地域共創室の担当者と議論する京都大学セミナーが開催(1月19日・参加無料)

2023年01月13日 10時00分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 京都大学「社会を駆動するプラットフォーム学卓越大学院プログラム」では「プラットフォーム学連続セミナー」と題して、一般の方も無料参加できるオープンなオンラインセミナーを、プログラムの一環として毎月展開しており、その第17回が1月19日(木)に開催される。

【参照記事】
謎の学術「プラットフォーム学」を始める京都大学、求む「世界でかませる人」

 国内水産政策の改革におけるヘッドラインに「水産資源の適切な管理と水産業の成長産業化の両立」が掲げられていることからも分かるように、持続可能性を追い求めながら高い付加価値を持つ水産物を安定して供給するためのアクションは日本水産業にとって喫緊の課題となっている。そんな状況下において現在、地方自治体や大学・研究機関、そして大手企業、スタートアップなど様々な組織がそれぞれの強みを持ち合って、未来の水産業を魅力あふれる産業へ成長させようとする動きが増え始めている。

 なかでも「スマート水産業」の取り組みにおいては、漁獲情報の電子化や水産業に関する幅広い情報を管理するためのシステム構築などによる産業全体のデジタルシフトへ向けた国レベルの事業が推進されつつ、市場価値の高い水産物を品種改良で生み出したり、養殖における従事者の負担を自動化技術によって低減したりといった「水産業の高効率化」などに対しては、民間においてもAIやIoT、各種データ解析など先端のテクノロジーが前向きに活用される例が数多く見受けられる状況になっている。

 今回のセミナーではそうした水産業のスマート化に関する取り組みの最前線を担う企業から登壇者をお招きし、日本の水産業が成長産業へと進展する上での課題解決と、そのために必要となるテクノロジーとプラットフォームの在り方を議論いただく予定。参加無料で申込はセミナー開催当日の1月19日(木)正午まで受け付けている。

京都大学【プラットフォーム学連続セミナーVol.17】イベント詳細

・イベント名:スマート水産業とプラットフォーム学 〜水産業がサステナブルな成長産業になるための基盤とは〜

・開催:2023年1月19日(木)16時45分 〜 18時45分

・主催:京都大学プラットフォーム学卓越大学院

・協力:京大オリジナル株式会社、株式会社角川アスキー総合研究所

・事前応募制/オンラインセミナー(Zoomウェビナー)

・お申し込みはこちらから

登壇者一覧

リージョナルフィッシュ株式会社 代表取締役社長
梅川忠典 氏

 デロイトトーマツコンサルティング株式会社(現:合同会社)に入社。資源エネルギーセクターにて、電力・ガス業界の大手企業に対して、戦略・業務・システム・M&Aに係る経営コンサルティング業務に従事。株式会社産業革新機構(INCJ)に転職し、大手・中堅企業に対するバイアウト投資および投資先の経営に従事。2019年4月、リージョナルフィッシュ株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。第1回「京都・知恵アントレ大賞」や「大学発ベンチャー表彰」経済産業大臣賞など多数受賞。

KDDI株式会社 ソリューション事業本部 DX推進本部 地域共創室 エキスパート
加藤英夫 氏

 2007年にKDDI株式会社に入社。情報システム本部にてシステム企画に従事した後、2011年の東日本大震災をきっかけに立ち上がった復興支援室の社内公募に志願して異動。民間からの応援職員として仙台市役所や福島県庁へ出向し、復興に向けた自治体事業に携わり、2017年よりKDDIの地方創生支援室(現:地域共創室)の立ち上げに参画。漁業や農業等における地域課題に対して、通信やDXによる解決を目指して活動。

京都大学 プラットフォーム学卓越大学院 プログラムコーディネーター
原田博司 教授

 京都大学情報学研究科教授。郵政省通信総合研究所(現 情報通信研究機構)を経て2014年より現職。5G、6G通信システム、IoT用通信システムの研究開発、標準化、実用化に従事。取得国内特許は250件以上。自身が開発したスマートメーター用無線システムWi-SUNは、全世界で数千万台導入されている。

カテゴリートップへ

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ