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CORSAIRの高級ロープロファイルゲーミングキーボードは“買い”か?

2023年01月04日 12時00分更新

文● Okano 編集●八尋/ASCII

素晴らしいタイピング感と、圧倒的なレスポンスのよさ

とはいえ重要なのは機能だ。実際に1つ1つの機能を見ていこう

 まず、その驚異的な薄さについて改めて確認したい。K100 AIR WIRELESSは、高さがおよそ17mmと、ロープロファイルキーボードの中でもとくに薄い。同じロープロファイルキーボードであるRazerの「DeathStalker V2 Pro」(26mm)、ロジクールの「G913」(22mm)と比較すると、その薄さがよりわかるだろう。これらの他社製ロープロファイルキーボードは、キーキャップとキースイッチのクリアランスが空いているため、なんとなく浮ついた印象を受けるが、K100 AIR WIRELESSはそれがなく、まるでノートパソコンのキーボードのような見た目になっている。

驚異的な薄さによって、取り回しもしやすい

 それにも関わらず、キータッチはかなり優秀だ。CHERRY MX ULTRA LOW PROFILE タクタイルキースイッチは、しっかりとしたクリック感を確保し、キーストローク1.8mm・アクチュエーションポイント0.8mmと、かなり短い仕様ながら、それを感じさせないしっかりとした押し心地になっている。

 なお、DeathStalker V2 Pro(2.8mm ・1.5mm※クリッキー)やG913(2.7mm・1.5mm)と比較しても、その圧倒的なアクチュエーション距離の短さによる素早いレスポンスは、本モデルの最大の特徴といえる。

 アクチュエーションポイントがあまりにも浅いと、一般的なゲーミングキーボードと感覚がかなり異なるため、誤入力の心配などがあるかもしれないが、実際にそのようなことは、しっかりとしたクリック感があることによって起きにくくなっている。

 筆者は普段の原稿執筆でもK100 AIR WIRELESSを使用してみたが、感覚としてはノートパソコンのキーボードに近い。ただ一般的なノートパソコンのキーボードとの決定的な差は、そのしっかりとしたクリック感による安定したフィードバックだ。パンタグラフキーボードのペコペコとした感覚が苦手な筆者にとっては、かなり快適で感動的な体験であった。

多彩な接続方法とスムーズなマルチポイント切り替え

 K100 AIR WIRELESSは、名前のとおりワイヤレス接続に対応している。具体的には、付属のSLIPSTREAMワイヤレスアダプタ(レシーバー)を用いた無線接続と、Bluetooth無線接続、そして有線接続の3種類の接続だ。

 有線接続時には「CORSAIR AXONテクノロジー」8000Hzでのポーリングレートに対応するほか、レシーバー試用時には「SLIPSTREAMワイヤレステクノロジー」による1ms未満の超低遅延接続も実現している。これらが実際にどのように機能しているか実感する機会は少ないと思うが、とにかく最新技術が詰め込まれているので、素早い入力ができるということだ。

バックライトインジケータで、接続状況やバッテリー残量を確認できる

 また、Fnキー+各マクロキーによって、レシーバー接続と3つのBluetoothのマルチポイントにも対応している。ここで特筆すべきは、その切り替えの早さだ。1秒前後で切り替わるため、複数のパソコンやタブレットなど、1つのキーボードで操作したいユーザーにとってはとても魅力的なキーボードである。

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