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ハイブリッドイベントを楽しむコツリアル会場に参加するならひたすら現地を楽しめ

サテライト会場でJAWS DAYS 2022に参加したら、勉強会の楽しみ方に改めて気づいた

2022年12月07日 07時00分更新

文● 重森大 編集●大谷イビサ

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サテライト会場で盛り上がるのは、言い合ったり話し合ったりして楽しめるセッションだ

 サテライト会場に集まった人が、スクリーンに向かって座って黙ってセッションを拝聴する。なんてことでは面白くない。真剣にセッションを聞きたいのであれば、ひとりでじっくり聞けるオンライン視聴の方が向いている。では、セッションも聞かないのであれば、何のために私たちはサテライト会場に集まったのか。その答は簡単。コミュニティの仲間と一緒にわちゃわちゃとおしゃべりをしつつ、イベントを楽しみたいからだ。

 そんな楽しみ方にぴったりだったのが、またしても亀田さんのセッションで申し訳ないが、「AWSクイズ大会」だった。クイズなので「これはアレじゃない!?」「いや、コレのことかも!」と言い合いながら楽しむことができた。この辺りに、サテライト会場を結んでハイブリッドで楽しむヒントがあるのでは? そう思ったほど会場は盛り上がった。

 たとえば……とクイズ問題の例を挙げようと思ったのだが、亀田さんの名誉を守るためにあまり触れない方がいいかもしれない。とても面白い趣向が凝らされており、会場のみんなで楽しめたということだけ記しておく。

この練習問題から察してください

 前半の振り返りが終わり、スクリーンにはスポンサーセッションが映し出されている。会場ではあちこちから、ランチの相談が聞こえてくる。私は適当にコンビニ飯でもと思っていたのだけど、「浜松まで来ているのにもったいない! 浜松餃子を食べに行きましょう」と誘われ、のこのことついて行くことに。

 街に出ると、なにやら賑わっている。JAWS DAYS 2022と同じ日に、「やらまいかミュージックフェスティバル in はままつ」というイベントが開催されていたのだ。浜松と言えば、楽器の街としても有名であり、音楽を嗜む人も多いとのこと。ということで、市民参加型のミュージックフェスティバルも大人気。駅周辺に6ヵ所ものステージがあり、それぞれのステージで切れ間なく演奏が披露されていた。

 街全体がうきうきしている雰囲気の中、案内されたのは「たんと」という遠州料理と餃子のお店。来店客がテラス席まで埋め尽くし、それでも入りきれない人が行列を作っていた。行列に並び、店内の雰囲気をうかがう。テラス席にいる人たちは、生ビールのジョッキを手にしている。餃子と言えばやっぱりビールだよな、でもお昼だしね、などと言い合いながら、席に案内される順番を待つ。

 いざ着席したら、やっぱりあらがえなかったよね。「餃子とエシャレットと遠州巻きと……生ビール!お願いします!」

餃子がおいしいお店に行った

 元気よく乾杯して、餃子を頬張る。うまい。お好み焼きを酒のつまみ風にしたような、遠州焼きも最高。生しらすも、青のりだし巻きたまごも、どれもうまい。不可抗力だ。「ビールお代わりで!」

餃子もほかの料理もおいしすぎたのがいけない

 料理が出てくるたびに遠州のうまいものの解説を聞きつつ、日本のDXがなぜ進まないのかという話題で盛り上がる。すでに懇親会のような雰囲気になってきた。こういう会話ができるのが、やっぱり現地参加のうれしいポイントだと思う。

サテライト会場にいるんだから、会場同士の交流も楽しもう

 のんびりしたランチを終えて会場に戻ると、MAXこと松下亨平さんがスクリーンに映し出されていた。参加者はというと、各テーブルだいぶあたたまっていて、観たい人はセッションを観つつ、それぞれのグループで好き好きにおしゃべりを楽しんでいた。

スクリーンに集中するというより、その場で一緒になった人との交流を楽しんでいた

 サテライト会場ならではの楽しみ方のひとつとして、他会場との交流がある。Twitterでハッシュタグを追うと、各会場の様子がときどき流れてくる。各会場には定点カメラが設置されていて、oVice上で各会場をポイントすると映像を見られるようになっていた。その仕組みがあったうえで一番盛り上がったのは、「会場紹介&支部紹介」の時間だ。

 JAWS DAYS 2022 実行委員長 笠原 宏さんが各会場に呼びかけ、それぞれの会場にいる参加者たちが定点カメラに向かって返事をした。定点カメラからoViceに配信され、その映像を取り込んで各会場に配信しているので、タイムラグがかなりあった。浜松会場では、他会場の反応を見てそのタイムラグを察知。できるだけ素早く反応することで呼びかけからのラグを抑えつつ、まったく抑えが効かない参加者の様子をお届けすることに成功した。

 サテライト会場での楽しみを、もうひとつ紹介しておこう。それはノベルティ配布。

参加者が少ない会場はノベルティを選び放題もらい放題だ

 会場には各スポンサーからノベルティが送られており、テーブルに広げられていた。ボールペンやTシャツ、マルチツールに、竹製のカトラリーセットなんてものもあった。浜松会場にはトータル20人弱しか来ていないので、必ず全員がもらえる。ステッカーなどは数枚もらってきてしまった。

そして夜は更け……いよいよ本番? 懇親会のスタート

 そんなこんなで時間は過ぎ、Twitterには各会場から撤収の連絡が並び始める。浜松会場も、最後のセッションを見終えて、機材を撤収。おつかれさまでしたー!

浜松会場もこれにて撤収!

 リアル会場参加者にとっては、ここからが本番。そう、懇親会だ。会場はスペイン料理酒場。小洒落た料理と充実したワインリストが人気のお店。3テーブル横並び配置になったので遠くの席の人と話すのは難しかったけれど、同じテーブルに座ったみなさんと歓談。なお、懇親会で一番盛り上がったのは、最後の支払時に「端数として余った千円札を誰がもらうのか」というじゃんけん大会だった。

大人数なのでなかなか決着がつかなかったじゃんけん大会

 その後も飲み足りない人たちは、2次会へ。浜松の夜はにぎやかに、楽しく更けていったのだった。

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