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AIがオンライン英語学習をカスタマイズする「Gymglish」一般提供開始

 KOLENDA Japan株式会社は2022年11月17日、欧米を中心に実績のあるAI搭載型オンライン英語学習プログラム「Gymglish」の一般販売を開始。AIが受講者のレベルに合わせてレッスンをカスタマイズして提供する。レッスンは1日10分で身につくよう設計をしている。価格は24ヵ月利用が月額 2123円。1ヵ月、6ヵ月、12ヵ月、24ヵ月、36ヵ月利用プランがある(15日間の無料トライアルもあり)。

「Gymglish」はフランスのA9社の人工知能研究者を中心とするチームにより開発された。語学学習を継続できるように設計され、短いレッスンで毎日のスキマ時間に学習できる語学学習プログラム。レッスンの内容はAIが受講者のレベルに合わせて構成。各学習者の学習進捗や能力を見極め、最適な学習内容を提供する「アダプティブラーニング」というアプローチで、AIが受講者のレッスンでの回答を、過去の受講者の回答と統計的に照らし合わせてデータを蓄積、分析する。AIが語学レベルを判定し、次に勉強すべき内容を精査しながら、各個人に合ったレッスンをカスタマイズで構成し、提供する。

 記憶定着に必要な復習は、AIが受講者の進捗に合わせながら、人が記憶を忘れるメカニズムのグラフ「忘却曲線」を意識したタイミングで復習の機会を繰り返し提供。文法や語彙、フレーズが自然に長期記憶として定着を図る。

「Gymglish」では、初級者や中級者には文法、語彙、読解、リスニングといったインプット型中心の勉強が必要となることに着目。アメリカ国防省の外国語研修機関であるForeign Service Instituteの研究では、アメリカ人は日本語を習得するために2200時間の授業時間が必要といわれ、KOLENDA Japanも日本人が英語を学ぶ場合にも2200時間程が必要と考えるという。平均的な日本人は中学から大学までの間に受ける英語の授業時間数は1200時間程度であるとされていることから、1000時間程度の勉強が必要と見なし、日本人に必要なインプット型の勉強に特化している。

 短いレッスンを毎日続けたほうが長期的に学習効果が出るという研究結果に基づき、レッスンは週5日間で1日10分程度としている(レッスンの長さは設定から変更可能)。短時間でもAIがレベル調整をしてレッスンを提供するため、短時間でも集中的、効率的に学習可能だ。

 レッスンはパソコンのブラウザ、タブレット、スマートフォンのアプリケーションから受講可能。楽しみながら記憶の定着を図るコミカルなショートストーリーの連載形式で進行する。これまで受講者の出席率は80%の実績をあげているという。

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