iPhone 14徹底大特集 Plus復活にカメラ超強化のProも大注目! 第70回
試してわかった「Apple Watch Ultra」ダイコン機能のメリット、デメリット
2022年11月28日 23時00分更新
筆者がこの秋奮発して「Apple Watch Ultra」を購入したのは、ダイブコンピューター(以下、ダイコン)の機能が使えると聞いたからだ。そのアプリ「Oceanic+」が本体の発売から遅れること約2ヵ月、11月28日にようやくApp Storeに公開された。公開前のベータ版(英語)を一足早くテストしたので、ダイビングで使用して感じたメリットとデメリットを紹介する。
Apple Watch Ultraのダイコン機能に感じた5つのメリット
メリット1:普段使っているApple Watchがダイコンになる
最大のメリットはなんといっても、普段使っているApple Watch Ultraがそのまま海で使えることだ。Oceanic+は水深や潜水時間、水温といったデータをリアルタイムに表示&記録できるほか、減圧停止をせずにその深さに止まれる時間を示す「無減圧限界時間」や、急浮上の警告、浮上前の「安全停止」のカウントなど、安全にダイビングを楽しむために欠かせない、ダイコンの機能が不足なく備わっている。
アプリをインストールしてサブスクリプションプランを課金すれば、これらの機能がApple Watch Ultraで使える。まずはiPhoneでアカウントを登録。ライセンス情報には取得している資格と識別番号のほか、ライセンスカードの写真も保存しておける。万が一カードを忘れたりなくしたときも、これがあればなんとかなるかもしれない。
一般的なダイコンでは海に入ると自動的にデータが記録されるが、Apple Watch Ultraでダイコン機能を自動起動するには、「設定」→「一般」→「自動起動」→「水中にいるとき」の「Appを自動起動」に、Oceanic+アプリを登録しておく必要がある。
海に入ると水深1メートルほどで自動的に「プレダイブ」の画面が表示され、アクションボタンを押すとダイコンの画面に切り替わって、データが記録されるしくみ。水中ではタッチパネルは動作せず、水面にあがってデジタルクラウンを長押しし、ロック解除&水を排出するまでは、タッチ操作ができない。

この連載の記事
- 第73回 不要「119番通報」多発! iPhoneやApple Watchの設定を見直そう
- 第72回 アップル「iOS 16.3」配信開始 セキュリティ強化のほか、意図しない緊急通報を防ぐための操作を追加
- 第71回 アップル「iOS 16.2」配信開始 カラオケ機能の追加やiPhone 14 Proの常時点灯の改善
- 第69回 【写真家アドバイス】iPhone 14 Pro Maxの性能を120%生かす撮影テク
- 第68回 iOS 16.1でバッテリー残量の表示が変更 電池アイコンがちゃんと減るように
- 第67回 アップル「iOS 16.1」配信開始 iOS 16の新機能のiCloud共有写真ライブラリが利用可に
- 第66回 【写真家レビュー】iPhone 14 Pro Maxは大型センサーを積んだカメラにかなり肉薄
- 第65回 アップル「iOS 16.0.3」配信開始 iPhone 14 Proで着信や通知が、遅延したり届かない問題を修正
- 第64回 ついに発売iPhone 14 Plusは「軽い・大画面・電池長持ち」で注目
- 第63回 「iPhone 14 Plus」は軽い・大画面・電池長持ち! 多くの人が満足しそう
- この連載の一覧へ