CIC Tokyoにて、東京の課題解決と成長に向け、小池都知事が「新スタートアップ戦略」を発表
東京虎ノ門のスタートアップ、イノベーター支援施設CIC Tokyoにておいて、2022年11月24日、東京都の小池百合子都知事が「新スタートアップ戦略:Global Innovation with STARTUPS」を発表する記者会見を行った。
「新スタートアップ戦略」は、スタートアップとともに新しい時代を切り拓き、東京の課題解決と成長につなげる取り組みを推進していくために東京都が策定したもの。「未来を切り拓く10×10×10のイノベーションビジョン」として、東京の起業数と東京発のユニコーン数、東京都の協働実践数を5年で10倍にすることを掲げている。また、取組事項として「I 世界最高にスタートアップフレンドリーな東京にする」、「II 誰もが夢に向かって羽ばたける土壌を作る」、「III あらゆる関係者が“ワンチーム”で強力にサポートする」、「IV 世界を視野に戦略的に発信する」といった4点が示されている。
この「新スタートアップ戦略」の一部として、CIC Tokyoのゼネラル・マネージャー名倉勝氏が理事を務める「一般社団法人スタートアップエコシステム協会」が東京都と開催する「Startup Ecosystem Summit」や「Startup Career Fair」についても開催が発表された。
CIC Tokyoは、世界に繋がるイノベーションの発信地として、2020年10月に虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階と16階にオープン。スタートアップのグローバルでの成長を支えていくとともに、世界中のイノベーターや投資家、企業が集うイノベーション・コミュニティを創出することで、単なる「オフィススペース」ではなく、有望なスタートアップ企業が必要な時に必要なサポートを受けることができ、次々とイノベーションが起こっていく環境を目指している。現在の200社以上が入居。東京都も、スタートアップとの連携を強める目的で、2022年8月からCIC Tokyoに入居している。