Beso、税理士の定型業務の抜け漏れをゼロにする「ZoooU」の正式版をリリース
株式会社Besoは2022年11月14日、税理士の定型業務の抜け漏れをゼロにする業務マネジメントツール「ZoooU(ゾー)」の正式版のリリースを発表した。
日本の税理士は約8万人いるとされているが、税理士業界は人手不足に陥っている。税理士1人当たりの顧客契約社数は15社が品質保全の限度といわれる中、1人当たり30社を超えることが珍しくないほどだという。また、毎年更新のある税制改正大綱への対応も必要で、定型業務において抜け漏れも多発している。こうした課題に対して、Besoでは「顧問先を含めた税務会計業務全体像の可視化と、共同でタスク管理する仕組み」として中小企業の経営課題を解決する業務マネジメントツール「ZoooU」を開発。2022年6月にベータ版をリリースし、今回正式版をリリースした。
「ZoooU」は税務会計業務を標準化し、業務の効率化と同時にタスクの抜け漏れによって生じる税理士賠償責任リスクの軽減を実現するサービス。「税務イベント年間スケジュール」画面で、年間単位で抱えている税務会計の業務量の可視化し、「年間業務」と「対象となる顧問先数」を一目で確認できる。
「特定のイベント」を選択すると顧問先ごとの進捗状況を一覧で確認でき、期限を過ぎた工程はアラートが表示される。また、「特定の顧問先」を選択すると、誰が、いつ、何をやるべきかなど顧問先のタスクも含めて把握でき、期限を意識しながら進捗管理を行える。必要なタスクは自動生成されるため、抜け漏れなく一定のレベルで税務会計業務を進めることができる。
今後は、訴訟問題に繋がりやすい優先度の高いタスクを確実にできるような機能の追加を2022年以内にリリース予定。その先、事務所の収益化と顧問先の業務向上に寄与する機能開発を予定している。