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NTTのICTを駆使したウィンドサーフィンを体験できるシミュレーターがリアルすぎた

2022年11月17日 14時00分更新

文● 中山 智 編集●ASCII

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NTT人間情報研究所による
ウインドサーフィンシミュレーターを体験した

 11月11~15日まで、3年ぶりとなる「ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会」が開催された。本大会はPWA(Professional Windsurfers Association)公認の大会で、世界のトッププロが約10ヵ国を年間にわたり転戦するワールドツアーのひとつ。しかも、今回はスラロームの最終戦のため、世界のトッププロ数百名がワールドチャンピオンをかけて、熱い戦いを繰り広げる大会となっていた。

「ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会」が11月11日より開催された

津久井浜海岸に世界のトッププロウィンドサーファーが3年ぶりに集結

水中のフォイルで浮力を発生させ、ボードを空中に浮かせて走行するのが最新のスタイル

11月11日の開会式で挨拶をしたANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会 実行委員会 会長・横須賀市長 上地克明氏

 とはいえ、ウィンドサーフィンそれ自体は知っていても、体験する機会はなかなかないスポーツのひとつ。そこで今大会の会場では、特別協力企業として参加しているNTTによる「ICTを駆使したウインドサーフィンシミュレーター体験コーナー」が設置されていた。

会場にシミュレーターを設置し、プロのウィンドサーファーと同じ動きが再現できるようになっていた

 このシミュレーターは、NTT人間情報研究所が取り組んでいた、身体的な技能・能力の獲得や発揮を促す「身体知」のデジタル化に関する研究を元に開発されたもの。コツのような身体に根ざした経験的な知をデジタル化することで、練習時の分析などに役立てることを目的としている。

NTT人間情報研究所が取り組んでいる、身体知のデジタル化に関する研究

 たとえば野球であれば、バッティングやピッチングのフォーム、陸上競技なら細かな体の動かしかたをモーションキャプチャーで解析。自転車競技なら状況に合わせた速度を計測したりと、センサーや通信機器などを使いスポーツをデータ化して、効率的な向上を目指せる。

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